事例
SCSKのクラウド導入事例を
ご紹介します。
明治グループ約30サイトの静的Web基盤をAWSに移行
年間85%超のコスト削減を実現し、運用ガバナンスを強化
明治ホールディングス株式会社 様
業種:食料品
- AWS
- 移行支援
背景
明治アドエージェンシー様は、明治グループのハウスエージェンシーとして国内30を超えるWebサイトの制作・運用を担い、プライベートクラウド上に構築したWebサイト基盤を運用していた。しかし、長年の運用を通じてシステム構成やセキュリティ対策が複雑化し、運用負荷や管理コストが増大。問い合わせ先の分散により迅速な障害対応も難しい状況となっていた。また、親会社である明治ホールディングス様でも、現状の基盤構造ではDX推進など戦略的なIT投資の妨げになることを懸念していた。
こうした背景から、グループ全体でWebサイト基盤の構造改革を進め、静的サイトをAWSへ移行して構成をシンプル化する方針を決定した。
課題
- 静的サイト中心の用途に対し、過剰な基盤構成でコストが肥大化していた
- 複数ベンダーが絡む複雑な運用体制が、インシデント対応の遅延リスクを招いていた
- 基盤の維持コストがDXへの投資拡大の制約となっていた
解決
基盤のシンプル化でコスト削減へ
解決01
AWSを活用したサーバレス構成で年間85%超のコスト削減が可能に
静的Webサイトの特性に合わせて、AWSを活用したサーバレス構成を採用。従来必要としていたサーバーやネットワーク機器を大幅に削減したことで、システム運用管理やセキュリティ監視にかかるコストを抜本的に見直し、年間85%超の運用管理コスト削減を実現した。構成のシンプル化により、管理負荷の軽減にもつながっている。
解決02
ネットワーク機器類の削減により運用負荷の軽減とセキュリティ強化を両立
サーバレス構成への移行により、従来必要だったネットワーク機器を削減し、管理対象を大幅に集約。これにより障害発生リスクの低減と迅速な運用対応を実現した。また、リスクベース分析を取り入れたセキュリティ設計により、防御すべき対象を体系的に整理し、高いセキュリティと安定したWebサイト運用を両立している。
解決03
クラウドネイティブな基盤を確立し、DXの加速に向けた土台を整備
要件定義から設計・構築、コンテンツ移行までを段階的に進め、週次ミーティングを通じて課題を整理しながらプロジェクトを推進。クラウドネイティブな基盤への刷新により、新サービスの迅速な立ち上げや不要なリソースの柔軟な廃止が可能となり、変化に素早く対応できる運用基盤を実現した。コスト削減にとどまらず、DXを支える柔軟性・拡張性の高いIT基盤の構築につながっている。
今後の展望
海外サイトへの展開と社内システムのクラウドネイティブ化で
明治グループのDX推進をさらに加速
今回構築したAWS基盤は、今後、海外グループ会社20社超のWebサイトへの展開も検討されている。また、グループ全体のシステムについても、サーバレス構成をはじめとするクラウドネイティブ化を推進し、AWSの活用をさらに拡大していく方針だ。
加えて、Webサイト基盤の刷新にとどまらず、ユーザー体験の向上や運用高度化も見据え、今後もSCSKと連携しながら継続的なWebサイト改革を進めていく。