用語解説「帯域制御アプライアンス」
南波真之氏より、「帯域制御アプライアンス」について解説いただきました。
ネットワークトラフィックの増加が進む中、限りあるネットワーク帯域を効率的に利用するためには帯域制御を行う必要があります。
帯域制御とは、トラフィックを条件に応じて分類し、それぞれのトラフィックで必要な帯域の上限と下限を設定できることを指します。
帯域制御がない場合の問題
多くのユーザーから同じタイミングでのアクセスによるネットワークトラフィックの増加があった場合、ネットワークの負荷が上がっている状況になります。
ここから発生する事象としては、仕事で利用するオンラインミーティングの遅延や途切れ、基幹系システムの遅延やつながりにくさがあります。この状況では、円滑に仕事を進めることも業務効率化も難しくなります。
しかし、帯域制御をするとこういった問題に対応することができるようになります。
帯域制御アプライアンス
帯域制御を行う専用機器である帯域制御アプライアンスでは、データを流す順番、量のコントロールを行います。
例えば、拠点ごと、ユーザーごと、アプリケーションごとにIPアドレスやvLANなどで条件を設定し、適切に帯域が割り当てられるようにすることが可能です。
トラフィックの増加による帯域圧迫に課題を持っている企業は帯域制御を利用することが多く、特にトラフィックが増加した場合でもサービスやシステムを問題なく稼働し続ける必要性が高い金融系、公共系を中心に、エンタープライズ系の企業等、さまざまな業界において利用されています。提供するサービスも利用できる機能が増えることで、その分のデータ通信量は増えるため品質の担保も必要です。
そういった場合に帯域制御アプライアンスを活用します。
例えば、PureFlowでは、独自開発の帯域制御エンジンを利用することで精度の高い帯域制御を実現する事ができます。そのため、契約回線帯域を今まで以上に効率的に使用することができるようになるため、回線使用料等、ランニングコストを大幅に削減することができます。
詳細はこちらのページをご覧ください 。
PureFlow
プロフィール
南波真之(なんばさねゆき)
新卒でWordPressのトップ企業に入社し営業、マーケティング、ディレクションを経験、その後SaaSサービスを開発、提供する会社にてパートナーセールスを行いながらWeb、営業、マーケティング、SaaSなどの情報発信を続けている。