新規事業のシナリオを描き、 その成功に向けて実行していく。

新規事業の シナリオを描き、 その成功に向けて 実行していく。

営業&マーケティング
S.M.
モビリティ事業グループ
モビリティサービス事業開発センター
事業推進部
経済学部卒業|2009年入社

記事内の情報は2023年度取材当時のものです

学生時代の経験と、
SCSKの入社動機は?

課外活動に明け暮れ、学業に熱心とは言えない学生時代でしたが、サークルでは、まとめ役になることが多かったです。
就職活動の当初は、認知度の高い大手企業の営業職を志望していて、結果的に某大手メーカーの内定を得ました。ところが、「商品が良いなら誰でも売れるのでは」と思ってしまい、ならば「個」の力が試される営業とは何なのかと、もう一度就職先を考え直すことに。
行き着いたのがIT企業の営業職でした。決まった商品の形はなく、いわゆる“課題解決型の営業”ができて楽しいだろうなと思ったのです。なかでも当社は、事業規模の大きさに魅力を感じて入社を決めました。当時の決め手は単純でしたが、当社としての新領域に挑戦してきた自身のキャリアを振り返ると、いかに周りを巻き込んで挑戦を成功に導いていくかをよく考えていたし、それが学生時代に培ったリーダー経験とマッチしていたのかなと腑に落ちています。あらためてSCSKを就職先として選んだのは正解だったなと思っています。

Column

私のCareer History

1年目

ITM(インフラ)部門 営業職

ITのなかでも縁の下の力持ち的存在のインフラ領域を担当。お客さまの要望をもとにソリューションを提供する中で、基本中の基本である「ITとは何か」「インフラとは何か」を学びました。当時は目の前のことに精一杯でしたが、知識だけでなく、社会人としての素養が養われたと思います。

5年目

製造部門 営業職

未経験の基幹システム開発領域へ異動し、大手既存顧客の新規領域の開拓担当に。新たな挑戦で思うような成果が出ず、異動1年目は過去最低の評価でした。その後、お客さまへの地道なアプローチを繰り返すうちに蒔いた種が実を結び、徐々に新領域も拡大していき、結果4年間で年間20億規模の取引へと成長させることができました。

11年目

DX戦略営業センター

新設のDX戦略営業センターにて今後の事業化領域を定めるための企画検討を担当。

12年目

モビリティサービス事業
開発センター

前部署での企画から発展して誕生した部署へ異動し、モビリティサービス検討の具体化を推進。そのなかでも現在は中小規模の運送事業者向け新サービスの企画・検討から、営業、サービス拡販推進に従事しています。

現在の仕事内容と、
そのやりがい・魅力は?

異動当初は苦難続きでした。 というのも、“モビリティ”というキーワードのもと部署を新設したものの、具体的な形は何もなかったからです。企画案はあくまでも案。重要なのはそれらをいかに具体化し、納得感のあるシナリオをつくり上げ、事業としてのGOサインをもらえるところまで行き着くかです。時には社外も巻き込んでアイデアを練りながら、営業とビジネス企画の両軸で企画検討を推進。試行錯誤の末に、現在は3つのモビリティサービスを展開しています。
現在、私が手がけているのは、物流業界向けのモビリティサービスの販売戦略立案と実行です。リリース前は顧客開拓を行いつつ、本サービスに関してのフィードバックを集め、リリース後も更なるサービス充実のためお客さまの生の声を企画・開発側に共有しています。本サービスの拡販はまだまだこれから。潜在的な課題や世の中の潮流から必要となるものを見出し、自分たちで新しいものを世の中に生み出す、その先頭に立つ楽しさを感じています。

Column

あってよかった制度

子の看護休暇

就学前の子どもが3人いるため、育児はいつもてんてこ舞い。妻の出産時や、子どもの風邪や病気の際などよく活用しています。制度が整っているだけでなく、しっかりと周知・活用されているため、周りの理解が得やすいのもメリットだと感じています。

リモートワーク

リモートにて自宅で業務ができるため、通勤時間が短縮でき、その分、育児に時間を充てることができます。自分の家庭事情に合わせて、柔軟な働き方ができるのがうれしいところです。

私の“学び”紹介

ビジネスの一般知識として世の中を理解するため、また思考を行う上でのベース知識として活用するため、「日経新聞」「日経ビジネス」を購読。また、「グロービス学び放題(アプリ・年会員制)」は、ビジネス上の考え方・フレームワーク・基礎知識などビジネスの知見を網羅することができ、ビジネスを構造的に理解するために有効な手段です。

今後のキャリアにおいて、
目指す姿や
挑戦したいことは?

モビリティサービス事業開発センターとして、私たちが新しいチャレンジに挑めるのは、SCSKのコア事業である受託開発型のビジネスが盤石だからこそ。そのうえで、私たちの部署が、今後SCSKが共創ITカンパニーとして大きく飛躍していくための重要な役割を担っているという大きな責任を感じています。コア事業以外にも領域を広げ、会社の一翼を担える規模にまで拡大させていくにはどうしていけばいいか? 考えるべきこと、やるべきことなど課題は無限にあります。社内には、モビリティサービス事業と同じ立ち位置で、新規事業を推進中のヘルスケア事業もあるのですが、いずれ両事業の方向性がある程度見えてきたら、次の一手として、モビリティサービスとヘルスケアをクロスオーバーするような企画も考えられたらと思います。
一方、個人としてはマネージャーにキャリアアップし、強力なチームを組成して、新規事業領域を牽引していくことにチャレンジしたいと思っています。そのために今、本部長に直接議論を挑み実力を磨いています。100戦して95敗くらいですが(苦笑)、学べることが非常に多く感謝しています。

Column

1日のスケジュール

08:30

出社

TODO、メールチェック、頭の整理、論点整理など打ち合わせ準備。

09:00

チームミーティング

拡販推進中のサービスの進捗共有、現状課題について議論。

10:00

デスクワーク

チームミーティングの結論整理、TODO整理。

10:30

客先移動

移動の間に、訪問に向けて考えを整理しつつ、昼食をとる。

13:00

客先打ち合わせ

準備したシナリオに沿って、サービスのご案内、お客さまのご意見や課題を伺う。

14:30

顧客打ち合わせ(リモート)

リモートにてお客さまとの打ち合わせを。

16:00

デスクワーク

議事録作成や、さまざまな資料の作成。

17:30

退社

家事や育児を行う。

学生へのメッセージ

「ITの可能性」「自分がやりたいことができそう」など、自分なりにしっかり志望理由を見つけて、入社してきてほしいですね。一言目に、「ホワイト企業だから」というのはイヤだなと(笑)。多分それだけの理由だと、幸せではない選択になるような気がします。