組み込み ソフトウェア技術を磨き、 自動車業界を 支える製品を生み出す。

組み込み ソフトウェア技術を磨き、 自動車業界を 支える製品を生み出す。

車載系エンジニア
K.T.
モビリティ事業グループ
モビリティシステム第一事業本部
プロダクトサービス部
社会情報学部卒業|2019年入社

記事内の情報は2023年度取材当時のものです

学生時代の経験と、
SCSKの入社動機は?

大学のゼミでは、「社会の動向やマーケティング・ニーズを調査した上で自らサービスを企画し、WEBアプリケーションを作成する」という研究を行っていました。作成したのは、ドライブ中、車内で音楽を聴く際に便利な、曲のプレイリストを作成してくれるWEBアプリケーション。ドライブに一緒に行く複数のメンバーが聴きたい曲をミックスするような簡単なものでしたが、一から技術を学びながらつくっていくのは面白く、この経験を通じて、IT関連の仕事に興味が湧いてきました。
当時から自動車が好きだったこともあり、就職先として自動車メーカーかSlerかで迷いましたが、最終的には、特定のメーカーにこだわるよりは、自動車業界全体を支える会社で働きたいという気持ちが強くなり、Slerを選択しました。そのなかでもSCSKへの入社を決めた理由は、古くから自動車業界のお客さまとのつながりが深く、車関係の事業に力を入れていると知ったからです。また、先輩社員との座談会に参加した際、雰囲気が自分に合っているなと思い、社風が気に入ったことも大きかったです。

Column

私のCareer History

1年目
(後半)

車載ソフトウェア開発の新人研修

研修の一環として、チームごとにロボットを走らせタイムを競いました。ソフトウェアだけではなく、ハードウェアの知識も必要であることから苦労した記憶があります。1年目前半でのSE共通の研修と比べてレベルが高く、車載の技術は思ったより難しいなと実感しました。一方、モーターショーや自動車工場の見学もあり、自動車好きの私にとって楽しい思い出になっています。

2年目

OSのモジュール製品開発を行う
チームに配属

OJT教育を受けた後、チームに配属され、そこから初めて実際のプロジェクトに参画しました。この頃、コロナ禍で完全リモートワークに。チームメンバーの誰にも対面したことがなく、不安を抱えながらのスタートでした。心強かったのは、チャットでフレンドリーに教えてくれる先輩が多く、こちらも質問がしやすかったことです。おかげで組み込みの基礎をしっかり学ぶことができました。

4年目

OS製品開発
プロジェクトリーダーを
初めて経験

SCSKが提供するモビリティサービス「QINeS」の、OS 製品開発プロジェクトで詳細単体テストを行うチームのリーダーを務めることに。コロナ禍でコミュニケーションが取れないなか、初めて一緒に作業を行う複数のメンバーの取りまとめを行いました。そこで実感したのは、たとえオンラインであっても、メンバーからの支えが力になるということでした。

5年目

プロジェクト兼務

OSの製品開発プロジェクトと並行して、BSW(ベーシックソフトウェア)の他モジュールの製品バックログ改善プロジェクトを兼務中です。

現在の仕事内容と、
そのやりがい・魅力は?

SCSKが提供するモビリティサービス「QINeS」製品開発の部署に所属し、新規マイコンやコンパイラに対応したOSの製品化や、他BSWの、主に診断系モジュールに対する不具合・機能改善に携わっています。私が初めてBSW の製品開発プロジェクトに入ったのは、OSの製品開発プロジェクトが一つ完了してから。OSの技術とはまた違うモジュールの知識を得られ、エンジニアとしての幅が広がりました。また、OSチームの製品化プロジェクトとは若干やり方も違っていることから、BSWチームでの良い取り組みをOSチームに紹介したり、その逆もあったりと、お互いのチームにそれぞれの良いところを取り込むことができました。
BSWのプロジェクト推進中に、OSチームでも新たなプロジェクトが立ち上がり、現在は並行して2つのプロジェクトに携わっています。入社後からこれまで、右も左もわからないだらけのところから少しずつ知識が積み上がり、一人で仕事を任されるようになり、次にはその仕事の幅がどんどん広がり、今やプロジェクトのチームリーダーを担うようになりました。そのような成長の軌跡を描けていることがやりがいになっています。

Column

あってよかった制度

リモートワーク

現在も業務の都合上、ほとんど出社せずリモートワークを続行中です。移動の時間を省くことができるので、その分、自己研鑽の時間に費やすことができます。そのおかげで目指していた資格も取得できました。また、飼っている小鳥の様子を時々うかがいながら仕事ができるのも癒しになっています。

フレックスタイム制

フレックスタイム制を利用して勤務時間を調整することで、病院や役所の手続きなど、行きたい時に行けるのがありがたいです。

私の“学び”紹介

業務中に「これが知りたい」と思ったことをUdemy(部の施策で利用できる学習プラットフォーム)を視聴して学んでいます。例えば、OutlookやTeamsの有効な使い方などを知り、それらを実際に取り入れることで業務効率化につながったのもUdemy活用の好例です。

今後のキャリアにおいて、
目指す姿や
挑戦したいことは?

今までは車の内部に組み込むソフトウェア製品を開発してきましたが、自動車業界が100年に一度の変革期を迎えている今、今後は製品そのもののあり方を考えていかなければならないと思うようになりました。これまでとは違うフェーズに差し掛かっているなと感じています。製品のあり方を考えていくために、現状に満足せず、技術をもっと身につけ、お客さまの声を正確にリサーチしていきたいです。
また、モビリティ事業グループ内でも新しいことに挑戦している複数の部署があり、その取り組み内容を聞くと刺激になって「自分もやりたい!」と背中を押されます。そんな環境のもと、ゆくゆくは私も車載ソフトウェア開発の枠を超え、今携わっている製品開発の経験を活かして、車を使った移動のサービスに関わるOut-Car領域などの企画や製品開発に挑戦していきたいと思っています。

Column

1日のスケジュール

08:30

リモートワークで業務開始

メールチェック、WBS(プロジェクトのスケジュール・タスク表)の確認、TODOリストの作成。

09:00

定例会議

BSW(ベーシックソフトウェア)チームの進捗会議を行う。

10:00

定例会議

OSチームの進捗会議を行う。

12:00

ランチ

パスタを作ってお昼ごはん。

13:00

勉強会

チームメンバーと持ち回りで、技術共有&不明点などを議論し合う。

14:00

結合テストの実施

共有事項はメンバーとチャットや電話で話し合う。

17:00

振り返り

WBSに進捗を記入し、1日の進捗の振り返り&指導している新人の進捗確認を行う。

17:30

業務終了

ペットの小鳥を寝かしつけ、自己研鑽&運動。

学生へのメッセージ

就職活動中は誰もが先が見えず、不安だと思います。私もそうでした。しかし、とりあえず行動して、いろんな会社を見て、説明会や座談会に参加していくと、少しずつ「自分に合う会社」「自分がしたいこと」などがわかるようになってきます。あまり悩まずに、まずは行動することで、一歩ずつ自分が納得のいく就職に近づいてほしいです。