豊富な海外経験を背景に、 グローバル事業の 戦略立案と推進を主導。
豊富な 海外経験を背景に、 グローバル事業の 戦略立案と推進を主導。
グローバルセンター
グローバル事業戦略部 副部長
記事内の情報は2023年度取材当時のものです
学生時代の経験と、
SCSKの入社動機は?
私が学生生活を送っていた2000年前後は、インターネットが広く社会に普及し、世界初の携帯電話IP接続サービスが登場するなど、ITが急速に身近になっていく変革期でした。大学では経済学を専攻していましたが、そうしたITの可能性に魅了され、就職活動ではIT業界に絞って企業研究を進めました。ITはあらゆるビジネスに不可欠なものであり、いろいろな業界を知ることができることも、IT業界を目指した理由のひとつです。
とはいえ、文系の私はプログラミングの経験もなく、ITに関しては全くのド素人です。企業選択に際しては、イチからITを学べる手厚い新人研修が用意されていることを一番の条件に考えました。SCSKは現在業界トップクラスの人材育成制度が整備されていますが、当時もほぼ半年にわたる研修が用意されており、未経験者でもしっかり基礎を身につけることができました。その“人を育てる環境”に魅力を感じ入社を決めました。
私のCareer History
- 3年目
-
サービス企画担当
マーケットニーズを拾い上げ、ITに関わるすべての機器やネットワーク、サポートサービスまでを提供する、ライフサイクルマネジメントサービスの立ち上げに携わりました。今で言うサブスクビジネスの走りです。
- 8年目
-
ロンドンに
海外トレーニーとして赴任SCSKとしての合併初日はロンドンで迎えました。現地では住友商事向けのインフラ基盤のプロジェクトを担当し、欧州・アフリカ・中東・CISという広域店舗に対するITシステムの導入を担当。赴任当初は英語で苦しみましたが、帰国までに大幅に進歩しました。
- 12年目
-
シンガポールに駐在員として着任
インフラ基盤技術部隊長として約20名の多国籍チームをリードし、東南アジア全域の日系企業を担当。プロジェクトマネージャーとして、14カ国で基盤入替プロジェクトを遂行しました。また海外拠点の成長を目指して新規事業開発部隊の設立に携わりました。
- 17年目
-
グローバル戦略企画推進部
2020年に帰国。当社グローバル戦略を企画推進するグローバル事業戦略部に着任し、現在に至ります。
現在の仕事内容と、
そのやりがい・魅力は?
グローバル事業戦略部は、当社の海外事業の拡大に向けて戦略設計や企画推進を担当しています。私は、その企画推進部隊を率いる副部長として、海外での新規事業開発やパートナーアライアンス推進、オープンイノベーション活動を推進するとともに、傘下の海外法人6社の事業拡大に向けた営業支援活動を展開しています。
とはいえ、SCSKの海外事業は他社と比較してまだまだこれから。言い換えれば伸び代しかありません。私はその伸び代をアジアに見出しています。とくに東南アジア諸国は日本に対するリスペクトがあり、経済成長が見込まれる人口ボーナス期にあります。また、東南アジアに強い住友商事のネットワークが活用できることも、SCSKの大きな強みです。アジア地域に進出する日系企業の戦略的パートナーとして、基盤構築から各国法制要件に合わせたシステム開発、運用・保守までをトータルで提供するだけでなく、今後は現地企業を対象にしたサービスも拡大していく予定です。もちろん、アジア以外の地域も視野に入れ、大規模な事業拡大を目指します。まだまだ成長の可能性に満ちたマーケットに対して、SCSKの強みをどう発揮していくか。その事業戦略を立案することはとても楽しいものです。
あってよかった制度
海外トレーニー制度
わたしが海外事業に携わるきっかけとなった制度です。大幅な自身の成長につながりました。ただ、腰掛けのお客さまにならないよう、期間をもっと長くした方がいいかも。
育児休暇/リモートワーク
最近、第二子が生まれました。男性も育児休暇をとれる時代になり、家族を支えられることはとてもはありがたいです。家族からも仕事への理解を得て、バランスよく仕事にあたれるようになりました。
私の“学び”紹介
日本在住外国人コミュニティに参加し、週末は家族も交えて語学力の強化をしています。いわゆるパパ友も増え、さまざまな国籍の友人と交流しています。また、社会人生活を通じてサーフィンを楽しんでいます。趣味というよりもはやライフワーク。週末の早朝に海に浸かり身体を動かすことで、すべてのサイクルがうまく回っていると感じます。
今後のキャリアにおいて、
目指す姿や
挑戦したいことは?
私の海外経験は、2008年に当時のインド研修に参加したことから始まります。ムンバイ近郊でのたった2カ月間の研修でしたが、国際社会における英語の重要性を痛感するとともに、世界を知るには現地をその目で見ることが大切だと実感させられました。以来、ロンドンへのトレーニー派遣やシンガポール駐在など、機会を逃さず海外との接点を求めてきました。ふとしたことから踏み出した海外事業ですが、自分自身のライフテーマだと思っています。海外事業で重要なのは、現地を肌で実感することです。文化や格差、政情やビジネス慣習、そしてITニーズもGoogleマップを眺めるだけではわかりません。まさに「百聞は一見にしかず」です。
私は、これまでのキャリアを通して、多くの国々や地域を訪れ、現地の人々と交流を重ねてきました。それは私の大きな財産です。今後はその経験を活かし、これまでのオーガニックな事業成長だけではなく、海外パートナーとのアライアンスやM&Aも含めて事業を拡大し、海外での新規事業の立ち上げにも挑戦していきたい。そして、自らが主体となって事業を推進していく責任者の立場になりたいです。
1日のスケジュール
08:30
子どもの送迎
09:00
業務開始
テレワークで業務開始。集中力の高い午前中に資料作成。
11:00
会議
時差を考慮し、午前中は米州地域のパートナーとオンラインで打ち合わせ。
13:00
昼休み
昼食をとりながら、午後のスケジュールを確認。
13:00
会議
午後の会議は国内、アジア地域との打ち合わせ。
18:30
業務終了
幼稚園に子どものお迎え。
※コロナ終息から徐々に海外出張が復活し、現在は隔月ベースで海外出張(シンガポール、ミャンマー、ベトナム、アメリカ、イギリス、ドイツ、スペイン、スウェーデン)に。