事例
SCSKのクラウド導入事例を
ご紹介します。


農機データの解析で、スマート農業を実現
ヤンマーアグリ株式会社 様
業種:製造業
- AWS
- 分析基盤
- 導入支援
- 構築
背景
ヤンマーアグリ株式会社(以降YAG)様は、持続可能な農業の実現に向けて、スマート農業技術の導入・普及や、環境負荷低減とカーボンクレジット創出など、グローバルに多角的な取り組みを進めています。
その一環として、農機などから収集したセンサーデータを解析し、お客様への価値ある情報提供や
各国におけるサービスおよびマーケティングでの活用を目指していました。
そのためにセンサーデータを効率よく大量に処理できる「ビッグデータ解析基盤」が必要でした。
課題
- 大量の農機から得られたデータを集約する基盤がない
- 複数の判定処理と学習モデルを用意したが、ラージスケールに対応できていない
- 将来的に新たな判定処理や判定対象の増加が見込まれる
解決
YAG様のビッグデータ解析基盤を
AWSにてフルクラウドネイティブ実装
解決01
IoTセンサーデータをAWSへ集約
セキュアなネットワークとリアルタイムストリームにより、安全かつ効率的なデータ集約を短期間で実現。
解決02
データ分析処理をAWS上で大量スケーリング
AWSのマネージドサービスを最大限に活用することで、大量データの並列分析を実現。
解決03
将来的な利用拡大にも柔軟に対応
疎結合性を高めたアーキテクチャにより、分析処理の種類や判定対象の農業機械などが増加した際も、即座に対応可能。
アーキテクチャ図

今後の展望
現場のニーズにマッチした解析結果の活用を多国展開
YAG様は今後、農業機械から得られるデータに加え、気温や土壌などの環境情報、さらには衛星画像も集約していく予定です。
これら多様なデータを組み合わせて解析・活用することで、スマート農業技術のさらなる普及を促進するとともに、
現地従業員の業務支援を一層強化してまいります。
現在の解析内容と情報提供国は限られていますが、今後は対象国を広げ、各国の農業現場における多様な課題に応じた
ソリューションを展開していく予定です。
YAG様とSCSKはこれらを活動を通じて、各国の持続可能な農業の実現に向けて、今後も協業を続けてまいります。