豊かな未来社会の創造

豊かな未来社会の創造

背景と考え方

近年、持続可能な社会の実現を脅かすさまざまな環境・社会課題が深刻化しています。国や政府だけでなく、企業、地域社会などすべての組織や人々が一体となって課題解決に向けて行動することが求められています。

こうした社会課題を解決する手段として、AIやIoTといったデジタル技術が注目されています。デジタル技術の進展は従来解決不可能であった社会課題を解決する重要なカギであり、必要不可欠な要素と期待されています。

SCSKグループは、長年にわたり多様な分野で培ってきた技術およびノウハウで日本企業のIT化、経営基盤をシステムで支えてきました。複雑化した社会課題に対応するためには、お客様や異業種パートナーと手を携え、デジタル技術を活用しながら互いの強みを活かして課題解決に取り組む必要があります。それは社会を変革する大きな力となり、社会全体をより持続的に成長させることにつながります。

SCSKグループは、持続的な事業成長と社会課題解決の両立に向けて、さらなる技術革新、DX推進などの取り組みをより強化し、革新的な事業やサービスを提供していきます。お客様や社会との共創の輪を広げ、社会課題の解決に取り組むことで、快適で豊かな未来社会を創造します。

取り組み事例

顧客接点の高度化、データ利活用による新たな付加価値の創出を支援する「altcircle」

背景となる社会課題

社会へ与える価値


社会や企業のDX化やデジタル化が加速し、企業とお客様の接点が増え、多種多様なデータがあふれているなか、企業にとってデータを利活用し、顧客接点を高度化することは競争力を高めるために重要になっています。このようななか、企業がデジタルデータを利活用する際は、日々変化し続ける技術トレンドへの対応や、データ利活用に向けた人材の不足、導入効果の分かりにくさなど、さまざまな課題があります。
SCSKでは、日々進化する企業とお客様との「顧客接点」を高度化し、お客様へ最高の体験を届けるためのCX(カスタマーエクスペリエンス)ソリューション「altcircle」を提供しています。altcircleの特徴は主に以下の4点です。

①進化し続けるプラットフォーム:デジタルマーケティング、デジタルコミュニケーション、ECを含めて、プラットフォームサービスは今後も変化し続ける技術トレンドや市場動向に合わせて、常に最新の機能を利用できます。お客様にとっての使いやすさを追求したUIデザインに加え、お客様が必要とする最適なコミュニケーションを効率的・効果的に支援します。

②データ利活用に対するコンサルティング支援:データ収集・蓄積・統合、データ分析・可視化、データ活用の各段階で発生するさまざまな課題に対してワンストップサービスを提供することにより、データ利活用をサポートし、データドリブンな意思決定を支援します。

③伴走型でのビジネス支援サービス:運用段階においてもプロフェッショナルなスキルを持ったチームがお客様と同じ目線に立ち、ビジネスの目標達成に向けて伴走して支援します。

④アウトソーシング含めたワンストップサービス:コンタクトセンター基盤の構築から業務アウトソーシング、ECビジネスで必要なロジスティクス構築からECサイトにアップするコンテンツ支援を含め、ワンストップで支援します。

SCSKはaltcircleの提供を通じて、データの利活用を進め、パーソナライズされた質の高いデータを適切にお客様に届けることで、顧客接点の高度化やお客様が求める最高の体験、新たな付加価値を創出し、快適で豊かな未来社会の創造に貢献します。

図:altcircleの概要

テレマティクス事故検知サービス

背景となる社会課題

社会へ与える価値

現在、日本国内では「高齢者による自動車事故の増加」や「暴走運転」、「あおり運転」などが社会問題となっています。
また、コネクティッドカーの普及や自動運転車の実用化が見込まれ、自動車業界を取り巻く環境は大きく変化しています。

SCSKでは、独自ソリューションであるSNN(SCSK NeuralNetwork toolkit)を活用した事故検知アルゴリズムを開発し、業界のパイオニアとして最先端の技術を活用したあいおいニッセイ同和損害保険株式会社様の新しい事故対応サービス「テレマティクス*1損害サービスシステム」のなかで、事故検知の高度化を実現しました。

「テレマティクス損害サービスシステム」では、保険に加入中のお客様から事故連絡をいただく従来の「受信型」から、車両・デバイスから得られる各種デジタルデータから大きな衝撃を検知し、保険会社からお客様へ連絡する「発信型」のサービスに変革しています。事故検知の高度化により、迅速かつより適切な事故受付を実現し、お客様へ安心を提供します。

SCSKグループは、先進技術を駆使し、お客様とパートナーと共に社会が求める新たなビジネスやサービスを創出し、快適で豊かな未来社会の創造に寄与していきます。

  • *1 「テレコミュニケーション」と「インフォマティクス」を組み合わせた造語で、カーナビやGPSなどの車載器と移動体通信システムを利用して、さまざまな情報やサービスを提供する仕組み。
図:事故検知の仕組み

その他事例

AIの活用で人材不足を解決

背景となる社会課題

社会へ与える価値


AIを用いた独自の質問応答エンジンを搭載したFAQ回答システム「PrimeAgent(プライムエージェント)」を提供しています。Webサイト上のキャラクターがお客様のリクエスト(ご質問)を解釈して回答するため、お客様は欲しい情報を簡単に得ることができます。コールセンターへの入電率を削減することで労働力不足を解決し、業務効率化とサービス品質の強化を実現しています。

夢ある未来のクルマづくりをサポート

背景となる社会課題

社会へ与える価値


車載システム開発に30年以上携わってきた知見やノウハウを活かして、2015年にAUTOSAR準拠の国産BSW(Basic Software)「QINeS」の提供を開始しました。BSW、エンジニアリングツールや管理支援ツールの提供、最適プロセス構築、教育、QINeS導入やアプリケーション開発などの支援をワンストップで提供し、高品質・高効率な車載システム開発に貢献しています。