地域社会に貢献するニアショア開発

ニアショア開発の基本的な考え方

SCSKは中期経営計画のなかで「地方拠点の積極的拡大」を掲げ、主にエンハンス案件(※1)を担うニアショア体制の拡充を、事業成長の加速にもつながる重要施策と位置付けてまいりました。

また、併せて「地方拠点における高度IT人材の育成」を掲げ、国内IT人材の地域横断的活用や地方創生DXの推進を、重要施策と位置づけています。

ニアショア体制の拡充はSCSKにとっての事業拡大につながるだけでなく、同時に、当該地域の発展・振興に貢献できる取り組みにもなっています。例えば、事業拠点を設置することで、当該地域の雇用を促進し、優秀なIT人材を育成することができます。リモートワークなどの柔軟な働き方を広げることで、これまで地元を離れ首都圏で仕事に就いていた地方の方々が、地元を離れずに能力を発揮できるようになります。今後も、地方都市の自治体、大学をはじめとした教育機関やパートナー企業と連携しながら、地方でのIT人材の雇用創出と人材育成、およびワーク・ライフ・バランスなどの「働き方改革」の地方展開などに取り組み、「人が集まる地方IT業界づくり」を通じて、人々がいきいき・わくわくと活躍できる、持続可能な地域社会の発展に貢献していきます。

(※1) 既存システムの機能拡張、性能向上のためのシステム保守案件

ニアショア開発の推進体制

SCSKのニアショア開発を担う子会社であるSCSKニアショアシステムズは、既設10拠点に加え2022年4月に大分県、7月に長崎県に開発拠点を設立し、現在の864名体制(2022年3月時点)から2022年度末に1,000名体制、2030年度末2,000名体制構築を目指します。

計画的な拠点の開設を進め、女性やシニアの活躍推進、UIターンIT技術者の採用、および「大都市圏の大手企業のエンハンス案件を地場拠点にて安定した体制で長期継続」するSCSK-NSモデルに賛同いただける地元パートナー企業にご協力いただき、体制の拡充を進めてまいります。

開設拠点