ニアショア開発の基本的な考え方
SCSKは中期経営計画のなかで「地方拠点の積極的拡大」を掲げ、主にエンハンス案件(※1)を担うニアショア体制の拡充を、事業成長の加速にもつながる重要施策と位置付けてまいりました。
また、併せて「地方拠点における高度IT人材の育成」を掲げ、国内IT人材の地域横断的活用や地方創生DXの推進を、重要施策と位置づけています。
ニアショア体制の拡充はSCSKにとっての事業拡大につながるだけでなく、同時に、当該地域の発展・振興に貢献できる取り組みにもなっています。例えば、事業拠点を設置することで、当該地域の雇用を促進し、優秀なIT人材を育成することができます。リモートワークなどの柔軟な働き方を広げることで、これまで地元を離れ首都圏で仕事に就いていた地方の方々が、地元を離れずに能力を発揮できるようになります。今後も、地方都市の自治体、大学をはじめとした教育機関やパートナー企業と連携しながら、地方でのIT人材の雇用創出と人材育成、およびワーク・ライフ・バランスなどの「働き方改革」の地方展開などに取り組み、「人が集まる地方IT業界づくり」を通じて、人々がいきいき・わくわくと活躍できる、持続可能な地域社会の発展に貢献していきます。
(※1) 既存システムの機能拡張、性能向上のためのシステム保守案件