情報開示の充実とコミュニケーション
基本方針
情報開示は会社の意思決定の透明性・公平性確保の観点から重要な経営責務の一つであり、株主・投資家の皆様をはじめとするさまざまなステークホルダーに、SCSKグループの経営にかかわる意思決定および事業活動に対しての理解を深めていただくために、適時・適切な情報開示を行うよう心掛けています。
経営成績や財務情報などに関しての法令に基づく開示はもとより、SCSKグループが重要だと判断する非財務情報(ガバナンスや社会・環境問題に関するESG要素を含む)などについても、Webサイトや統合報告書などの各種情報伝達手段を活用の上、積極的に開示を行うことを情報開示の基本方針としています。
適時開示実施体制
SCSKグループは、経営の透明性の確保がコーポレート・ガバナンス上重要であるとの認識の下、この透明性確保の一環として、次の会社情報の開示に関する実施体制を整備し、適時・適正かつ公正な情報開示の実施に取り組んでいます。
- 1. 企画本部、サステナビリティ推進・広報本部、総務・法務本部、リスクマネジメント本部、人材戦略本部、人事本部、経理本部、財務・IR本部は、開示対象となる情報を適宜収集し、開示スクリーニングと開示案の作成を行います。
- 2. 執行役員 社長の承認を受け、情報の管理・開示を統括する情報取扱責任者が開示要否と開示内容を確認します。
- 3. 必要に応じて取締役会の承認を経て、情報取扱責任者が会社情報に関する開示を実施します。
株主・投資家とのコミュニケーション
持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に資するため、SCSKグループが相当と認める範囲および方法で株主・投資家の皆様との間で建設的な対話を積極的に行っています。株主・投資家の皆様との建設的な対話を促進するための体制としては、IR担当役員を中心に、SCSKグループの企業活動について適時・適切に株主・投資家の皆様に対し情報開示を行うべく、社内の体制を構築するとともに、実際の対話にあたっては可能な限り、当該役員による株主・投資家の皆様との直接の対話を行っています。2024年3月期は延べ約500名のアナリスト・国内外投資家との対話の機会をもち、透明性の高いIR活動に努めてきました。
株主・投資家の皆様との対話を促進するための取り組みとして、決算説明会を年4回開催しています。また、SCSKグループに対する事業面での理解を深めていただくことを目的にした説明会として、2024年3月期は新中期経営計画説明会やサステナビリティ説明会を実施しました。この他にも、個人投資家向け説明会を初めて実施するなど、積極的なIR活動を行っています。
海外投資家との対話については、前年から引き続き2024年3月期も国内で開催された証券会社主催の海外機関投資家向けカンファレンスに積極的に参加し、2025年3月期も対話を継続しています。海外でのIRミーティングの開催も、2024年3月期より再開しました。
対話の中で寄せられた意見は取締役会および経営陣へ適時・適切に報告し、経営やIR活動に活かしています。例えば、新中期経営計画の策定に際し対話の内容を反映することや、機関投資家の皆様からいただくESG関連への質問に各担当役員から直接説明することを目的にサステナビリティ説明会の開催に至りました。
2024年3月期の主な対話テーマ
- ●ITサービスの市場環境
- ●業績動向
- ●新中期経営計画
- ●財務・非財務戦略
- ●人材戦略 など