地味で、着実な歩みの先に、 新たな価値を生み出す 事業がきっとある。

地味で、 着実な歩みの先に、 新たな価値を生み出す 事業がきっとある。

APスペシャリスト
D.H.
ビジネスデザイングループ
統括本部
事業開発部
環境情報学部卒業|2009年入社

記事内の情報は2023年度取材当時のものです

学生時代の経験と、
SCSKの入社動機は?

学生時代のアルバイト経験から、当初はホテル業界やブライダル企業を対象に就職活動を進めていました。その結果、いくつかの企業から内定をいただいたものの、内定を得ること自体が目標になっていたことに気がつき、納得いかず、すべて辞退して一旦就活を休止。3カ月後にIT企業に的を絞って再始動しました。IT業界を選んだのは大学で情報メディアを学び、一定の基礎知識があったことと、社会ニーズが高く将来性に期待できると考えたからです。また、給与などの待遇面も魅力に感じました。
ただ、とくにやりたいことは決まっていなかったので、企業選びでは「どういう人たちと働きたいか」に重きをおきました。他社の面接ではかなり当たりの強い企業もあるなかで、SCSKの選考中に出会った同期や先輩、人事部の人々はとてもフレンドリーで、話しやすい方ばかりでした。こういう人たちと一緒に働きたいと思いSCSKに決めました。

Column

私のCareer History

1年目

通信システム事業部

大手電気通信事業者の回線工事管理システムのチームに配属。といっても配属当初はシステムトラブルで絶賛炎上中だったので、テスト支援を主に担当していました。トラブル収束後は、Javaでの実装や設計など基本的なITスキルを現場で学びました。

3年目

大手通信キャリアに常駐

所属部署はそのままに、大手通信キャリアに常駐し、小規模のシステムを複数担当。要件定義からリリースまで一連の流れを経験し、システム開発の全体像を把握しました。

14年目

ビジネスデザイングループ

社内公募制度を利用してビジネスデザイングループへ異動。現在は新規事業を立ち上げるための一連の流れを習得中です。

現在の仕事内容と、
そのやりがい・魅力は?

私はこれまでのキャリアの大半を、大手通信キャリアの常駐SEとして過ごしてきました。その間に、携帯販売フロントシステムをはじめとする大小さまざまなシステム開発に携わり、マネージャーとしてプロジェクトを推進する経験を重ねてきました。また、システムのクローズやシステムの運営・保守を行うニアショア立ち上げの支援なども手がけました。こうしたSIerとしての仕事の魅力は、やはり達成感だと思います。多くのメンバでチーム一丸となってシステム開発し、無事リリースしてお客さまからお礼の言葉をいただくのはとても気持ちのいいもの。それが大規模であればあるほど、苦労も多いですが、喜びもひとしおです。
現在は、次世代の中核事業となる新規事業の探索に携わっています。私はスマートグラスとXR技術を活用した製造業様の現場作業の支援をするソリューション事業を担当。少人数体制で、開発作業から営業、マーケティング、企画など幅広い業務を網羅しています。
一見華やかそうに聞こえる新規事業開発ですが、その実態は実に地味です。着実に歩みを進めていくために、多種多様なフレームワークを使った分析や業界動向調査を実施し、最新トレンドや技術、世の中の動きに目を光らせて、一歩一歩前進し、時にはピボットする。その繰り返しです。しかし、その地道な歩みの先に、世の中にまだ存在しない事業がある。その挑戦の日々が、自分自身の成長につながっていると実感できることが、大きなやりがいになっています。

Column

あってよかった制度

リモートワーク

出社しないとできない業務もありますが、自宅or会社で働き方に選択肢があるのはとてもいいことだと感じます。作業内容によって、出社かリモートワークかを選んでいます。

フレックスタイム制

家庭や育児に柔軟に対応できます。子どもの急な発熱や突発的なアクシデントも、フレックスタイム制があれば大丈夫。

ジョブチャレンジ制度(人材公募制度)

自身のキャリアパスに応じて自発的に、やりたいことや身につけたいことを実現できる部署に異動することができます。私もこの制度を利用してキャリアを広げました。

私の“学び”紹介

ITスキルに関しては、資格取得を目的に計画的に勉強しています。直近では「情報処理安全確保支援士」を受験、次はAWS認定資格に挑戦する予定です。また新規事業に関わるようになってからは、事業化に関する書籍をよく読むようになりました。『コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法』は、自身が悩んでいる問題とマッチしており、参考になりました。

今後のキャリアにおいて、
目指す姿や
挑戦したいことは?

今は4歳になった子どもが成人する時に、もっと暮らしやすい世の中になっていてほしいと考えています。そのために必要な「何か」を見つけ出し、そこに貢献する仕事をしたいというのが私の願いです。携帯電話がスマホに進化して生活スタイルが一変したように、ITには社会をよりよく変えていく力があります。私が担当しているスマートグラスも、現在は製造現場での利用を想定していますが、いずれは広く社会へ展開できるかもしれません。眼鏡に道の案内表示を映し出したり、ゲームをしたり。15年もあれば現在では思いもつかない活用方法が生まれると思います。そのためのシステムを開発し、提供していくことが私の役割だと考えています。

Column

1日のスケジュール

09:00

子どもを保育園へ送り届ける

09:30

リモートワーク開始

メールチェック・当日の予定とやるべきこと(ゴール設定)を確認。

10:00

資料作成

担当業務の企画書や営業資料、当日の会議用や市場分析結果報告などを作成。

12:00

昼食

ダイエット中なので、カロリーを意識しながら自炊を中心に。

13:00

会議

顧客や内部、外部委託先とのオンライン会議。

17:00

デスクワーク

当日業務の整理、翌日、次週以降の段取りなど。

18:00

リモートワーク終了

子どもとご飯を食べて、遊んで、風呂に入れて、寝かしつけ(そのまま寝落ちがほとんど)。

学生へのメッセージ

何かをやりたい、という目標は必ずしも必要ではありません。それは入社してから見つけても遅くないと思います。むしろ自分にとって何が居心地のいい環境かを考えることが大切です。人か福利厚生か、働き方か。それを自分自身で選択することがもっとも肝要です。