SCSKの人材育成を語る

社員全員の活躍が企業の成長を牽引するという考えに基づき、全社員に「継続的な学び」と「成長の機会」を提供するSCSK。
人材育成制度を利用し実際にどのように学び、成長していくのか、若手社員に語ってもらいました。

記事内の情報は2023年度取材当時のものです

A.O.
ネットワークセキュリティ事業本部
ケーブルプロダクト部
社会科学部卒業|2020年入社
S.M.
技術戦略本部
技術戦略部
情報学専攻修了|2020年入社

Q1 若手キャリア開発プログラムを
体験した
感想を
聞かせてください。

S.M.

若手キャリア開発プログラムは、入社してからの4年間で合計1,350時間に及ぶ、質・量ともに充実した研修プログラムです。新入社員研修735時間のほか、自分の目指すキャリアに応じて選べる“コース”も豊富で、とても実践的かつ有用なプログラムだと感じています。私は技術戦略部で技術テーマごとの技術戦略を策定する業務を担当しているので、インフラやプラットフォームに関する技術研修を中心に、業務に役立つ実践的なプログラムを受講しています。なかでもロジカルシンキングや問題定義力強化研修は資料を作成する際の要点整理に欠かせないスキルを得ることができました。ただ、オンライン学習以外に日時が指定されている集合研修もあるため、当初は自身の業務との調整に苦労しました。多様な学びの機会を得つつ、スケジュール管理スキルまで鍛えられたように感じます。

A.O.

私は文系出身なので、新入社員研修で行われたJava研修では開発言語のルールや法則の理解に苦労しました。グループで1つのプログラムを組むのですが、個人作業の遅れがグループの進行に影響しないよう、焦りながら取り組んだことを覚えています。チーム内に進捗状況や不明点を共有し、メンバーにフォローしてもらったことで乗り越えることができました。

S.M.

スケジュール調整はどうでした? SCSKは全社的に人材育成が重要だという認識が浸透しているので、上長も集合研修の日程を優先してくれますが、自分の業務量との調整は大変だったでしょう?

A.O.

開催日が複数あり、忙しい時期を避けて受講できたのでそこまで苦労はなかったですね。むしろ案件戦略研修や営業戦略シナリオ立案講座といった営業研修は、自分が担当する案件のアクションプランの作成に研修で使用したフレームワークを活用できたりして、すぐに業務に役立ちました。研修で得られた知識と日々の業務がリンクすることで、業務で自分が取るべき行動・計画が検討しやすくなったと思います。

Q2 若手キャリア開発プログラム以外で
メリットが大きかった研修、
役立った制度はありますか?

A.O.

所属組織が企画した人材育成の一環として、社外の営業研修へ参加させていただきました。これは様々な企業の人が参加する3日間の研修なのですが、お客さまとの折衝やプレゼンテーションをロールプレイングで学ぶ実践的な内容でした。研修を通じて、お客様に満足していただける提案を作る難しさを改めて感じました。また同じIT企業でもそれぞれ営業スタイルに特徴があることを目にすることができ、新鮮でした。

S.M.

自分の営業スタイルの参考になった?

A.O.

ええ。参考になりました。

S.M.

私が役立っていると感じるのはCDP(Career Development Plan)制度ですね。年に1度、上司との面談を通じて自身の強みや課題を振り返り、今後のキャリア目標について話し合うのですが、将来を見つめ直すいい機会になっています。また入社4年目に人事担当者と行うキャリアアドバイス面談があるのですが、ここでは第三者視点での意見も聞くことができ、今後どんな業務に携わりたいか、より具体的なイメージを持つことができました。

A.O.

キャリアアドバイス面談では、現在の業務の延長線上にある、キャリアの例を示してもらえたので、とても参考になりました。ところで、S.M.さんは、今後も技術の領域でキャリアを積んでいく予定ですか?

S.M.

基本はそうですね。ただ、先進技術を追求するだけでなく、ビジネス感覚も身につけていきたい。目指すのは技術起点で夢を実現するビジネスクリエイター。技術面・ビジネス面両方の知識を兼ね備え、新たなビジネスを創出することができる人材になりたいと考えています。そのためにはビジネスモデルやフレームワークを学ぶ研修を今後も受講していきたいと思っています。

A.O.

私はさまざまな営業スタイルを経験し、自身の視点を増やしたいと考えています。現在はケーブルテレビ事業者様のアカウント営業を行っていますが、将来は増やした視点を活かし、適切な顧客提案ができるコンサルティング営業にも挑戦してみたいと考えています。

Q3 制度以外で、自身の成長にとって
プラスになっていると思うことは?

S.M.

いちばんは上司のサポート、理解です。普段の業務での適切なフィードバックや部下が取り組みたいこと、目指したいキャリアを考慮した業務のアサインなど、日頃からそれぞれの社員の希望や目標に沿った成長環境を整えていただいています。

A.O.

私も同感です。それに、上司や先輩方の業務に対する姿勢も参考になりますよね。営業としての心構えや、お客さまとの関係構築の仕方など、実際に目で見て、経験するからこそ学べることがとても多いです。

S.M.

A.O.さんはどんな自己研鑽を?

A.O.

技術動向や社内外のソリューションについて情報を収集するため、展示会やセミナーにはできるだけ参加するようにしています。最新技術の動向や商材を多く知っていれば、提案や新規ビジネスの企画の幅が広がると思うからです。また経済紙や関連書籍を購読して業界動向には目を配っています。あとは簿記の資格を取得するための勉強などですね。

S.M.

私も入社当時はR&Dセンターで先進技術の研究開発を行っていたこともあり、AI技術と先進技術に関する知識をキャッチアップしていく必要性を感じ、個人でクラウドサービス等を活用し、試しに使ってみてどんなことが実現できるか模索していました。また、研究開発の出口戦略に関わる業務に携わってからは、競合他社やテクノロジー動向を知るために、部署で購読する専門誌にはよく目を通しています。

A.O.

SCSKは社員が成長するための研修や制度が充実しているだけでなく、自己研鑽も支援してくれます。あえて要望があるとするなら、幅広い年次の社員が集まり、さまざまなことをディスカッションできるような機会がもっと増えるといいですね。若手にとっては大きな刺激になると思います。

S.M.

私はハッカソンのように多様な職種の方とチームになる取り組みがもっと盛んになってほしいかな。いろいろな視点を持つ人々が共同で作業することで、発想が広がりますから。

A.O.

SCSKの人材育成制度の充実ぶりは入社前から知っていましたが、実際は予想以上でした。今後もさらに充実していくでしょうから、文系・理系に限らず、学生のみなさんは、安心して入社してほしいですね。

Message 学生へのメッセージ

A.O.

文系専攻のみなさんは、IT業界は技術面でついていけるか不安に思うかもしれません。どの業界でも入社してから研修・業務を通じて多くを学んでいくように、IT企業でも同様に対応していけると実感しています。特にSCSKは研修制度が整っているので、学びを得られる機会が多いと思います。

S.M.

SCSKにはビジネススキルから営業、テクノロジーといった専門スキルまで、幅広い研修コンテンツが用意されており、自身の思い描くキャリアに合った学習環境が整っています。上司も私のキャリアを理解してくださり、積極的に支援してくれていますよ。