バルクコスティング機能は、数十~数百に及ぶ部品コストを一括で算出する機能です。従来、熟練者が図面を1枚ずつ確認し、手作業で行っていた見積査定や原価計算プロセスを、aPrioriの強力な計算エンジンがバックグラウンドで処理します。これにより、設計・原価企画・調達担当者は「計算」という作業から解放され、「分析」と「対策」という高付加価値な業務に集中することができます。
組織横断で常に最新の「あるべきコスト」が共有されることで、設計・原価企画・調達の各部門が同じ指標で議論できるようになります。原価計算を「個人作業」から「全社の自動化ワークフロー」へと進化させ、勝てる製品づくりの基盤を整えます。
手作業であれば数週間〜数ヶ月かかる数百点規模の部品コスト算出を、夜間や週末などの業務時間外に自動処理させることで完了することができます。また、コスト変動要因(コストドライバー)となる条件を変更して一括計算することで、最適な製造条件をスピーディーに導きだします。
個別のファイルを開いてaPrioriを操作する必要が無く、リスト化されたデータからバッチ処理で高速計算します。
業務時間外にコスト計算を行い、担当者は「分析」と「対策」に注力をする。
材料、機械、製造地域、生産数、歩留率、サイクルタイムなど、多様な条件下でコストを一括計算し、結果を横並びで比較・検討できます。
対象の全部品をコスト算出することで、設計された部品の中から再検討すべき部品を特定することができます。また、サプライヤーからの見積もり金額と、aPrioriが算出した“あるべきコスト”とのギャップが大きい部品、いわゆる「外れ値」を即座に特定することができます。
全ての部品を細かく精査するのではなく、コスト削減効果が最も高い部品にリソースを集中させることができます。
根拠のあるデータに基づき、サプライヤーと建設的な価格交渉が可能になります。
バルクコスティング機能を有効活用することで、他システムとの連携を加速させます。PLMやBIツールと連携させることで、組織横断的にコスト情報を可視化することができます。原価計算プロセスを「個別作業」から「全自動ワークフロー」へと進化させることができます。
設計者が図面を保存した瞬間や、承認フローが回ったタイミングで自動的にコストが算出・共有されます。
人手を介さず、バックグラウンドで常に最新の原価状況がアップデートされるため、市場変動や設計変更に対するインパクトを即座に把握できます。
属人的な「勘と経験」ではなく、システムが弾き出す客観的な「あるべきコスト」を共通指標とすることで、部門の壁を超えた建設的なコストダウン活動(VE/VA)が定着します。