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導入事例 |トヨタ自動車株式会社 様 GeoDictによる燃料電池ガス拡散層の性能予測

導入前の課題

  • CT画像では表現しづらい材料構造を可視化したい。
  • 燃料電池の材料開発にシミュレーションを利用したい。
  • リードタイム短縮や費用削減、工数低減につなげたい。

燃費の向上やハイブリッド車などでカーボンニュートラル実現にいち早く取り組まれてきたトヨタ自動車株式会社様は、脱炭素に向けた重要戦略のひとつとして、長年にわたり燃料電池の開発にも注力されてきました。近年では一般乗用車や量販型バスとしての燃料電池自動車(FCEV)を発売し、さらなる研究開発も進められています。今回はその燃料電池の材料開発にGeoDictを活用した事例として、燃料電池ガス拡散層の性能予測をご紹介いただきます。

事例 トヨタ自動車株式会社 様 GeoDictによる燃料電池ガス拡散層の性能予測
課題解決ソリューション

研究開発向け材料開発シミュレーション GeoDict

GeoDictは、リチウムイオン二次電池や燃料電池、全固体電池、フィルター濾材、複合材、構造部材/高機能材、織物、不織布などのさまざまな多孔質材料構造の生成を容易にし、それらの材料特性や機能を最適化できる革新的な材料開発シミュレーションです。FIB-SEM画像などの画像処理/読込や、幾何的パラメータ入力によるnm~mmスケール3次元構造の生成、幾何形状分析、性能評価のための幅広い解析機能を提供します。GeoDictのシミュレーションによるデジタルツインを、従来から行われている試料やテストピース有りきの材料開発プロセスと併用または置き換えをすることにより、新素材や高機能材料の開発を加速させます。