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導入事例 |株式会社日産アーク 様 リチウムイオン二次電池材料の解析とデジタルツイン構想

導入前の課題

  • SEM(走査電子顕微鏡)画像を数値化・定量化したい。
  • 分析装置では困難な解析をシミュレーションで強化したい。
  • パラメータスタディにより最適な条件の絞り込みをしたい。

昨今の、環境視点を意識したものづくりに欠かせない要素のひとつが材料技術です。株式会社日産アーク様は、日産自動車から分離独立した材料分析会社であり、日産自動車の研究開発部門と長年にわたり蓄積した世界トップクラスの材料の分析・解析技術により、さまざまな材料開発コンサルティングサービスを提供され、自動車業界のみならずあらゆる産業界の課題解決に貢献しています。その高い分析技術を補い、さらに充実したサービスの提供を目指して、デジタル化を活用したものづくり支援に取り組まれていますが、その概要と活用事例のひとつとして「リチウムイオン⼆次電池材料の3D構造解析」をご紹介いただきます。

事例 株式会社日産アーク 様 リチウムイオン二次電池材料の解析とデジタルツイン構想
課題解決ソリューション

研究開発向け材料開発シミュレーション GeoDict

GeoDictは、リチウムイオン二次電池や燃料電池、全固体電池、フィルター濾材、複合材、構造部材/高機能材、織物、不織布などのさまざまな多孔質材料構造の生成を容易にし、それらの材料特性や機能を最適化できる革新的な材料開発シミュレーションです。FIB-SEM画像などの画像処理/読込や、幾何的パラメータ入力によるnm~mmスケール3次元構造の生成、幾何形状分析、性能評価のための幅広い解析機能を提供します。GeoDictのシミュレーションによるデジタルツインを、従来から行われている試料やテストピース有りきの材料開発プロセスと併用または置き換えをすることにより、新素材や高機能材料の開発を加速させます。