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導入事例 |プライムアースEVエナジー株式会社 様 リチウムイオン電池の正極合材層設計へのGeoDict活用

導入前の課題

  • リチウム電池の解析業務における手戻りを削減したい。
  • 電池材料の選定や配合の段階からCAEで特性予測を行いたい。
  • 実験との整合性の精度を上げて、電池の性能向上を図りたい。

トヨタ自動車とパナソニックの共同出資会社として1996年に設立されたプライムアースEVエナジー株式会社様は、BEV用電池の開発・量産からスタートし、HEV車載用バッテリーメーカーとして電池材料の開発からバッテリーパックの設計・評価・生産まで車載用電池のトータルシステムを提供されています。今回は近年生産数を拡大しているリチウムイオン電池について、電池セルの正極合材層設計へGeoDictを活用した事例をご紹介いただきます。

事例 プライムアースEVエナジー株式会社 様 リチウムイオン電池の正極合材層設計へのGeoDict活用
課題解決ソリューション

研究開発向け材料開発シミュレーション GeoDict

GeoDictは、リチウムイオン二次電池や燃料電池、全固体電池、フィルター濾材、複合材、構造部材/高機能材、織物、不織布などのさまざまな多孔質材料構造の生成を容易にし、それらの材料特性や機能を最適化できる革新的な材料開発シミュレーションです。FIB-SEM画像などの画像処理/読込や、幾何的パラメータ入力によるnm~mmスケール3次元構造の生成、幾何形状分析、性能評価のための幅広い解析機能を提供します。GeoDictのシミュレーションによるデジタルツインを、従来から行われている試料やテストピース有りきの材料開発プロセスと併用または置き換えをすることにより、新素材や高機能材料の開発を加速させます。