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導入事例 |マツダ株式会社 様 触媒材料内部のナノスケール構造解析とガス拡散メカニズムの検討

導入前の課題

  • 排気ガス分子と貴金属を効率よく接触させ浄化機能を向上させたい。
  • 排気ガス浄化装置に利用する貴金属の量を最適化したい。
  • シミュレーションにより材料開発を効率化したい。

持続可能な社会を目指した長期ビジョン「サステナブルZoom-Zoom宣言2030」の元で、マツダ株式会社様はグローバルでの排出ガスや燃費規制の強化、希少資源枯渇などに対応するクリーンエミッションの技術開発に取り組まれています。例えば、最新の排出ガス低減技術として、独自の高性能三元触媒やスス(PM)酸化触媒を開発し、貴金属の使用低減や排出ガスのクリーン化を進められてきました。今回は、GeoDictを活用したシミュレーションにより、触媒材料の設計指針を検討された事例をご紹介いただきます。

事例 マツダ株式会社 様 触媒材料内部のナノスケール構造解析とガス拡散メカニズムの検討
課題解決ソリューション

研究開発向け材料開発シミュレーション GeoDict

GeoDictは、リチウムイオン二次電池や燃料電池、全固体電池、フィルター濾材、複合材、構造部材/高機能材、織物、不織布などのさまざまな多孔質材料構造の生成を容易にし、それらの材料特性や機能を最適化できる革新的な材料開発シミュレーションです。FIB-SEM画像などの画像処理/読込や、幾何的パラメータ入力によるnm~mmスケール3次元構造の生成、幾何形状分析、性能評価のための幅広い解析機能を提供します。GeoDictのシミュレーションによるデジタルツインを、従来から行われている試料やテストピース有りきの材料開発プロセスと併用または置き換えをすることにより、新素材や高機能材料の開発を加速させます。