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導入事例 |国立研究開発法人 産業技術総合研究所 様 全固体電池の電子伝導の3次元シミュレーション解析

導入前の課題

  • 材料レベルの局所的な物性・構造が電池全体に与える影響を正確に把握したい。
  • 顕微分析だけでは測定できない内部状態を明らかにしたい。
  • 顕微鏡による3次元構造データをシミュレーションに活用したい。

国立研究開発法人 産業技術総合研究所様は、経済産業省所管の日本最大級の公的研究機関として、多様な研究領域で世界に先駆けた社会課題の解決に取り組まれています。今回はNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合機構)の委託事業である「次世代全固体蓄電池材料の評価基盤技術開発(SOLiD-Next、JPNP23005)」の一部である「全固体電池の電子伝導の3次元シミュレーション解析事例」をご紹介いただきます。

事例 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 様 全固体電池の電子伝導の3次元シミュレーション解析
課題解決ソリューション

研究開発向け材料開発シミュレーション GeoDict

GeoDictは、リチウムイオン二次電池や燃料電池、全固体電池、フィルター濾材、複合材、構造部材/高機能材、織物、不織布などのさまざまな多孔質材料構造の生成を容易にし、それらの材料特性や機能を最適化できる革新的な材料開発シミュレーションです。FIB-SEM画像などの画像処理/読込や、幾何的パラメータ入力によるnm~mmスケール3次元構造の生成、幾何形状分析、性能評価のための幅広い解析機能を提供します。GeoDictのシミュレーションによるデジタルツインを、従来から行われている試料やテストピース有りきの材料開発プロセスと併用または置き換えをすることにより、新素材や高機能材料の開発を加速させます。