ボルトの締め付けシミュレーション

ADVENTUREClusterは、ネジ締め付け時の接触解析も安定して計算が可能です。本解析は機械部品に多く用いられるネジを対象にしています。螺旋形状のネジ山が回転することで軸力が発生しますが、解析で事前に詳細状態を把握するためには螺旋形状を再現した実機形状のCADモデル、細かいメッシングが必要になります。その場合、計算規模が大きくなり、また接触計算の不安定さから解析難易度が高いと言われています。ADVENTUREClusterでは、解析規模が大きくなる計算も高速で解析可能なため、実機形状のCADモデルを修正することなく複雑な解析も安定して計算が可能です。
解析概要
解析対象 | ネジ |
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解析項目 | 弾塑性、接触解析 |
メッシュ総数/部品点数 | 要素数:187,194/部品:7部品 |
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計算時間 | 3.5時間/コア |
従来の課題/解析背景
ねじ山部分は複雑形状なため、CAEで詳細にモデル化した場合、計算負荷が高く難しい
解析ニーズ
ボルトねじ締め付け時に製品が破損する恐れがあるため、その時の状態を詳細に表現して製品破損の事前検証をしたい
メリット
ボルト締め付け時の応力発生を解析可能
ボルトのねじ山を簡略化せずに、ADVENTUREClusterで高速計算が可能