導入事例 | IIJ GIO : インターネットイニシアティブ株式会社 様
- ※記事中のデータや役職等の内容は取材当時(2011年4月)のものです。
仮想環境に合うソフトウェアでなければならない!
IIJ GIOの基本は「サーバリソースを提供する」というサービスです。その付加価値として、いかにしてファイアウォールやロードバランサ機能を提供するかということを検討しており、IIJ GIOのサービス特性上、「仮想化された環境に合う製品」であることが必須でした。となると従来型のアプライアンス型のハードウェア製品はマッチせず、ソフトウェアの製品を選ぶ必要がある。この要件を満たしていたのが仮想ロードバランサ「Ivanti Virtual Traffic Manager (以下、vTM) 」(旧名:Pulse Secure Virtual Traffic Manager)でした。
様々なプラットフォームに対応
「極力シンプルで、スケールして、長く使えるものであって欲しい」という想いがありました。 vTMがインストールされているサーバはお客様に提供している仮想サーバと全く同じものになります。特殊なものが何も要らない。これは大きな強みです。つまりインフラ、サーバを増強したら、その分vTMの性能もスケールする。またサーバのリニューアルがあっても、vTMはそのまま使えます。これは、特定のハードウェアに拘らず、多くのOSやHypervisorに対応* しているvTMだからこそ、出来ることでした。
長く使える、お客様に喜ばれる製品である
インフラを変えたときに提供内容、仕様が変わってしまうというのは絶対に避けたかった。長い目で見て安定性のある製品というのは、ひいては「お客様にも喜ばれる製品」となります。
他社のロードバランサはVMwareだけをサポートするなど、プラットフォームの縛りがありました。vTMはVMware、Xen等のHypervisorだけでなく、一般的なLinux OSでの動作もサポートされています。「Linuxが動けばどんな仮想基盤でも使える」というのは、非常に魅力的でした。
リードタイム最短0営業日
従来はお客様からロードバランサの要望があったら、ハードウェアのアプライアンスを提供していました。ただ、お客様の注文後、製品を発注となると納品にどうしても1ヶ月程かかってしまいます。IIJ GIOホスティングサービスは、サーバを1時間以内で提供しているため、ハードウェア製品は適していませんでした。一方、vTMは1時間以内での提供が可能であり、この「スピード感」がvTMの強みでした。
月額課金モデル
月額の課金モデルはかなり魅力的でした。事業者からみて、vTMは月毎に利用した分だけ使用料を支払うモデルです。初期投資や最低使用期間の縛りも無く、お客様が使った分だけ課金される。これは事業者がお客様に課金するモデルと同じであり、他社には無い料金体系でした。
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7種類のパッケージプランをベースに、自由にカスタマイズができるホスティングサービス。企業にとって必要な環境を、低コストに導入できます。
クラウドサービス「IIJ GIO」は、HaaS/IaaSからSaaSまで、すべてのサービスレイヤでご提供する包括的なサービスです。お客様のご要望に合わせてサーバリソースやオプションを組み合わせて利用するIIJ GIOコンポーネントサービスは、従来のクラウドサービスにはない、高い柔軟性を実現します。また、IIJ GIOホスティングパッケージサービスは、想定されるお客様の利用シーンに合わせてシステムをパッケージ化している、迅速且つ低コストで利用できるクラウドサービスです。vTMはこれら2つのサービスで採用頂いております。
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