基本事項
- 月額提供はありますか?
InnoRulesには、短期ライセンス(1か月単位)の販売形態がございます。使用月数予定に合わせ提供させていただきます。
- SCSKの扱うBRMS製品はSaaSで提供していますか?
いいえ、CorticonおよびInnoRulesはSaaSで提供しておりません。
- BRMSとは何ですか?
組織や企業の「ビジネスルール」を業務アプリケーションから切り離して、「ルールエンジン」によって、ビジネスルールを登録・管理・実行するシステムです。
※ビジネスルール例:「18時以降の勤務時間」は、「残業時間としてカウント」する。- BRMSを導入するメリットは何ですか?
一般的にビジネスルールが変われば、その都度業務アプリケーションを修正しなければならず、そこには大きなコストと工数が発生してしまいます。そこでBRMSを導入して、業務アプリケーションからビジネスルールを分離することができれば、ビジネスルールが頻繁に変更されても、変更やメンテナンスがしやすく、運用に強いシステムを構築することができます。
更に、属人化、スパゲッティ化しがちな複雑なコーディングを可視化することができるため、可読性の向上も望めます。
これらのメリットにより、開発生産性の向上を図ることができます。- SCSKの扱うBRMS製品には何がありますか?
Progress Corticon、InnoRules、Red Hat Decision Manager(新規販売終了)の三つが挙げられます。
業務ユーザーの利用を最大限に考慮したBRMSです。ビジネスで使う用語でのルール表記、直感的に操作可能なUIなど、効率的なビジネスルールの運用・管理が可能です。商品管理に特化したオプション製品「InnoProduct」を選択することもできます。
オープンソースソフトウェアで提供される唯一のBRMSです。ビジネス領域に潜在するビジネスルールを可視化、管理することで、意思決定や判断の自動化を実現できます。
※Decision Manager は IBM に移管され、Red Hatの新規販売は終了いたしました。
機能
- 登録可能なルール数に上限値はありますか?
いいえ、ありません。
- Excelに登録したルールを一括でインポート・エクスポートすることは可能でしょうか?
Corticonには、機能として備わっています。InnoRulesには、機能としては備わっていませんがExcelと互換性があります。
- ルール定義に必要な変数は、プログラミング言語ではなく日本語での定義が可能でしょうか?
はい、可能です。Corticon、InnoRulesともにユーザ部門にも分かりやすい内容、手段、言語でルールの登録や修正が可能なBRMS製品です。
- BRMS製品は、どのような接続方法がありますか?
Corticon、InnoRulesともにSOAP/REST APIで呼び出せます。また、EAI/ETLツール(ASTERIA WarpやData Spiderなど)を使用し、データ変換をすることで連携も可能です。EAI/ETLツールは当社で取り扱いがございますので、併せてご検討ご相談くださいませ。
- Corticonの特長は?
- 特徴1
- 普段のビジネスで使っている語彙のみを用いてルールの記述が可能
- 特徴2
- ビジネスルールにおける整合性の確認や重複の発見が容易
- 特徴3
- 推論エンジンによる、適切な順番でのルール実行処理
- 特徴4
- 作成したルールの単体テストが即時に可能
- 特徴5
- 開発したルールは、Webサービスを利用できるシステムであれば、連携が可能
Progress Corticonについて、もっと詳しく
- InnoRulesの特長は?
- 特徴1
- Office製品のように分かり易いUI
- 特徴2
- 8つのルールテンプレートを使い分けて、ルールの特性に合ったルールの記述が可能
- 特徴3
- ワークフロー機能や権限管理機能を用いることで、ルールの作成から本番環境への反映まで、ワンストップでの運用・管理が可能
- 特徴4
- キャッシュメモリ方式を用いた、高速なレスポンス
InnoRulesについて、もっと詳しく
- BRMS製品からDBに接続してデータを参照することはできますか?
CorticonとInnoRules共に可能です。CorticonはEDC(Enterprise Data Connector)オプションにより、InnoRulesはルールテンプレート内にある「DBルール」により、DBのデータを参照・ルール実行することが可能です。
- BRMS製品では、どのようにルールを作成・管理するのでしょうか?
Corticonは「Corticon Studio」というEclipseベースのクライアントツール、InnoRulesは「Rule Builder」というOffice製品ライクなクライアントツールを使って、ルールを作成・管理することができます。
それぞれのインタフェースは、以下のようになっています。- ルールトレース機能について教えてください。
ルールトレース機能は、クライアントツール上で作成したルールをテストする時に活用できる機能で、CorticonとInnoRules両方に備わっています。
どのルールが実行されたのか、実行されたルールごとの出力値は何か、などをクライアントツール上ですぐに確認することができるため、想定通りにルールが実行されていない場合などの調査を効率的に行うことができます。- BRMS製品で作成したルールを他部門の人と共有する方法はありますか?
CorticonとInnoRules両製品とも、作成したルールなどをレポートとして出力することが可能です。HTMLやExcelなど製品に依存しないフォーマットで共有できます。
- BRMS製品でルールのバージョン管理はできますか?
CorticonとInnoRules共に可能です。CorticonはGitと連携させることでバージョン管理が可能です。InnoRulesは日付ごとに別バージョンのルールを作成・管理できます。
その他
- CorticonとInnoRulesどちらを選べば良いですか?
それぞれの製品に特長がありますので、お客様の抱える課題や要望により合った製品をお選びいただけるよう、SCSKがご支援いたします。
ぜひSCSKの提供するハンズオントレーニングやPOCを通して、それぞれの製品をお試しください。- ルール記述を習得するまでにどのくらいかかりますか?
スキルセットやこれまでのご経験により異なりますが、概ね3~6ヵ月程度を想定いただければと思います。
運用前にルール記述方法について学べるハンズオントレーニングを受講いただき、集中的に学習いただく場合が多くございます。- BRMS製品だけでシステムが完結出来ますか?
BRMS製品だけではシステムは完結できません。
BRMSはルールの管理・実行のみを行うことが可能となっております。
ルールを呼び出すためのアプリケーションが別途必要となります。