公開されたPrometheusサーバーを利用したKubernetesクラスターへの攻撃方法について
KubeCon Valencia 2022での講演では、Prometheusサーバーの公開がKubernetesクラスターへの不正アクセスのリスクを高める方法について議論されました。
メトリクスを公開することで、攻撃者はクラスターに関する貴重な情報を収集し、脆弱性を突くことが可能になります。
例えば、公開されたPrometheusからは、クラウドプロバイダー、クラスター内のPodへのネットワークパス、ノードのホスト名とIP、オペレーティングシステムとカーネルバージョン、シークレットの情報などを抽出できることが示されました。
この情報を基に、攻撃者は機密データの漏洩、クリプトマイニング、ランサムウェア攻撃などを行う可能性があります。
セキュリティ対策として、クラウドプロバイダー、Kubernetesクラスター、ホスト/OS、コンテナ、コード、そしてPrometheusメトリクスを保護することが重要です。