SAP S/4HANA 財務・為替管理
為替リスクをリアルタイムに
共有し、財務・為替管理の
高度化を実現
昨今、為替変動リスクが経営に与える影響が大きくなり、財務・為替管理の重要性が増しています。
その一方、現行の財務・為替業務では、旧来の業務フローを踏襲することが多く、
SAPシステムと業務の連動性が低く非効率な運用となっているケースが散見されます。
SCSKは、業務フローの変革と財務・為替管理ソリューションによる、業績管理の高度化をご提案します。
財務・為替管理の高度化とは
為替変動を含む
業績管理の実現
ボラティリティへの
脆弱性を低減し、
キャッシュフローの安定化を実現
為替リスクの全体像を
効率的に
見える化し、
エクスポージャーの管理に貢献
営業部門と財務部門の
為替業務分担を
明確化し、
損益管理に反映
全社共通システム基盤による
リアルタイムな
情報連携・共有を実現
財務・為替管理における課題
営業部門
-
採算レートが固定化されており、
管理会計上の数値が実態を反映していない。 -
為替レートにタイムラグが生じ、
為替リスクを迅速に把握できない。 -
為替変動が営業に与える影響を
把握できない。
財務部門
- システム化されておらず、業務負荷が高くなることや業務が属人化する、データが散在することがある。
-
為替管理のルールや基準が不明確。
-
為替リスク状況が不明確。
報告の都度、集計・再計算が必要。
IT部門の課題
- SAP S/4HANAにアドオン開発をした場合、対応コストが大きく、その後の制度改定による改修やバージョンアップ時の影響も大きくなる。
- Excel利用等のEUC対応が多く、業務プロセスが属人化された状態となる。
SAP ERPを採用しても旧来どおりの
財務・為替管理業務フローを踏襲していては
良さを活かしきれない。
SAP ERPとの連動性が低く、非効率な業務が残っている。
業務変革と財務・為替管理ソリューションによる、
財務・為替管理の高度化を実現
Add-Value for Exchange
Add-Value for Exchangeの特長
feature
1
為替が業績に与えるインパクトを
リアルタイムで把握
為替リスクを可視化する為替ポジションレポートを参照。
SAP S/4HANAとの連動性を高め、リアルタイム更新を実現しています。
組織別でも、全社合計でも、為替リスクの確認が可能です。
feature 2 本格的な社内為替予約制度を導入
商社への導入実績に基づくノウハウを製品仕様に反映。ヘッジ対象への引当、実行、残高管理、時価評価に至るまで、社内為替予約一連のプロセスを業務に組み込むことが可能です。
feature 3 全社情報共有による業務の効率化
SAP S/4HANAと連動する基盤上に為替管理システムを構築することにより、全社で為替情報の共有が可能となり、外貨建取引、入出金決済、為替変動・業績管理といった各業務に携わる各領域・各階層の業務効率化に貢献することが可能です。
feature 4 システム改修・運用負荷の軽減
SAP S/4HANAと高い連動性を保持しつつ、疎結合を実現するSAP Business Technology Platform環境に構築。
制度改定や業務変更への迅速な対応が可能となり、将来のSAP S/4HANA のバージョンアップへの影響も最小限に抑制します。
feature 5 為替管理システム構築の負荷軽減
従来のスキームでは、150 人月規模でアドオン開発が必要 となる各種の機能群を、多数の SAP システム導入経験とノウハ ウをフル活用した財務・為替管理ソリューションとしてテンプレート化。短納期・低コストで利用を開始できます。
【Add-Value for Exchange
導入後の業務変革イメージ】
Add-Value for Exchangeのシステム概要
SAP S/4HANAが保有する取引データ（外貨建債権・債務）と連携し、入出金依頼から伝票起票までの一連の為替業務を管理できます。
入出金依頼管理
- 営業セクションから財務セクションへの入出金依頼を管理します。債権・債務の単位を決済単位に取りまとめます。
入出金計上管理
- 期日を迎えた債権・債務の消し込み、決済を自動化します。
社内為替予約管理
- 営業セクションは社内為替予約機能を活用し、輸出入取引などから生じた為替リスクをヘッジします。
また、未使用の社内為替予約の残高を、時価評価対象とすることも可能です。
為替ポジション管理
- SAP S/4HANAで生じたトランザクションデータや、社内予約などによる為替ポジションデータを集積、管理します。
データ連携管理
- SAP S/4HANA上にある必要なマスターデータを本テンプレートに連携します。
また、本テンプレートより生じた会計仕訳をSAP S/4HANAに連携し、会計伝票を転記します。
全銀データの連携機能により、入出金業務の効率化を実現します。
Add-Valueシリーズとの連動
SAP S/4HANA 製造業向け導入テンプレート「Add-Value for Manufacturing」、SAP S/4HANA 商社向け導入テンプレート「Add-Value for Trading」と連動させることで、業務の更なる高度化を実現することも可能です。
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