ホスティングとは

ホスティングとは、データセンターの利用形態の一つ。事業者がデータセンター内に設置したサーバーを借りて利用できるサービスを指す。自前で物理的なサーバーを用意・管理する必要がなく、低コストかつ容易に利用できる。一般的にレンタルサーバーとも呼ばれることがある。

ホスティングとは|概要

ホスティングとは、データセンター内に設置されたサーバーを貸し出すサービスのことです。自分でサーバー機器を購入・設置・管理する手間やコストをかけずに、データセンターレベルの堅牢性のあるサーバー環境をスピーディーに利用できるのが大きなメリットです。

このホスティングサービスを利用することを、動詞として「ホスティングする」と表現することもあります。また、サービスを提供する事業者側の仕事内容を「ホスティング業務」と呼ぶこともあります。

ホスティングの種類

ホスティングサービスは、サーバーの利用形態によっていくつかの種類に分かれます。ここでは、代表的な4つの種類について、それぞれの特徴を見ていきましょう。

①共用ホスティング|最も手軽で安価な入門プラン

共用ホスティングは、1台の物理サーバーを複数のユーザーで共有して利用する形態です。シェアハウスのように、一つの建物をみんなで使うイメージが近いでしょう。専門知識がなくてもすぐに始められるため、初心者の方に最も人気のあるタイプです。

②専用ホスティング

専用ホスティングは、1台の物理サーバーを1人のユーザーが丸ごと独占して利用する形態です。文字通り、自分だけの「一戸建て」を持つようなもので、リソースをすべて自由に使うことができます。最高のパフォーマンスと安定性を求める場合に最適な選択肢です。

③VPS(仮想専用サーバー)

VPSは「Virtual Private Server」の略で、1台の物理サーバーを仮想技術で分割し、それぞれを専用サーバーのように利用できるサービスです。共用ホスティングよりも自由度が高く、専用ホスティングより安価なため、バランスの取れた選択肢と言えます。

④クラウドホスティング

クラウドホスティングは、物理的なサーバーに縛られず、インターネット上の仮想的なサーバーを利用する形態です。必要に応じて部屋の広さや数を自由に変えられる、魔法のような家をイメージしてください。急なアクセス増加にも柔軟に対応できるのが最大の特徴です。

ホスティングと関連用語との違い

ホスティングの周辺には、「ハウジング」や「クラウド(IaaS)」など、似たような言葉が多く存在します。ここでは、特に混同しやすい用語との違いを比較しながら解説します。

ホスティング vs ハウジング・自社サーバー

ホスティングとハウジング、自社サーバー(オンプレミス)の最大の違いは「何を事業者から提供してもらうか」という点にあります。ホスティングが「サーバー機器(モノ)」を借りるのに対し、ハウジングは「サーバーを置く場所」を借ります。

比較軸 ホスティング ハウジング 自社サーバー
提供されるもの サーバー機器・回線・設置場所 サーバー設置場所・回線 すべて自前で用意
サーバー機器 事業者のものをレンタル 自前で購入・用意 自前で購入・用意
初期費用 低い 高い 非常に高い
管理責任 事業者(ハードウェア部分) 利用者 利用者
専門知識 比較的不要 必要 高度に必要

ホスティング vs クラウド(IaaS)

クラウドの中でも特にIaaS(Infrastructure as a Service)と呼ばれるサービスは、ホスティングと機能が似ています。両者の違いは、サービス提供事業者が「どこまで管理してくれるか」という管理範囲にあります。

簡単に言うと、ホスティングはすぐに使えるように整えられた環境を借りるサービスです。一方、IaaSはインフラという土台だけを借りて、その上にOSやソフトウェアを自分で構築していくサービスです。「どこまで自分で管理したいか」によって、どちらを選ぶかが決まります。

ホスティング クラウド(IaaS)
サービス内容 Webサイト運用に必要なサーバー環境を、あらかじめ構成済みの状態で提供 サーバー、ストレージ、ネットワークなどのITインフラを提供
サービスの提供
(責任)範囲
データ 利用者 利用者
アプリケーション 利用者 利用者
ミドルウェア(データベースなど サービス提供者 利用者
OS サービス提供者 (サービスにより異なる)
仮想化基盤 サービス提供者 サービス提供者
ハードウェア(サーバー、ネットワークなど) サービス提供者 サービス提供者
運用負担 低い 大きい
自由度 低 高
料金体系 月額固定制が多い 従量課金が多い

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