情報セキュリティ対策の基本。必要性から対策のポイントまで解説
- マルウェア対策
- ゼロトラスト
- エンドポイント
- ../../../article/2022/01/security.html

SASE(Secure Access Service Edge、読み方:サッシーまたはサシー)は、Gartnerが2019年に提唱したセキュリティフレームワーク。ネットワークとセキュリティの管理を統合し、クラウドベースのサービスとして提供、企業の社内外からの通信アクセスを安全かつ最大に活用する新たなコンセプト(概念)を指す。ユーザー、デバイス、アプリケーション、データ、サービスなどがどこに存在していても、安全かつ効率的なアクセスを提供することを可能にするため、企業は自社のネットワークインフラストラクチャとセキュリティ対策を一元的に管理、最適化できるメリットがある。
SASEとは、Secure Access Service Edgeを略したものです。これはGartnerが2019年に発表したレポート“The Future of Network Security is in the Cloud”において、初めて提唱されたセキュリティフレームワークを指します。読み方は「サッシー」「サシー」が一般的です(SCSKではサッシーと読んでいます)。
SASEは、近年注目を集めるゼロトラストの理念を実現するフレームワークといえます。ネットワークサービスとネットワークセキュリティサービス(管理)を統合し、クラウドベースのサービスとして提供することで、企業の社内外からの通信アクセスを安全に、効率よく、最大限に活用することを可能にします。またSASEを利用することで、企業は自社のネットワークインフラストラクチャとセキュリティ対策を最適化し、一元的に管理できるメリットがあります。
既存のネットワークとセキュリティインフラストラクチャをSASEに移行するには、時間とリソースが必要となります。また、ベンダーによって提供されるSASEの機能や品質は異なるため、適切なベンダーを選ぶことが重要です。
【関連記事】SASEへの取り組み| SCSK株式会社