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I-RECなどの海外再エネ電力証書の活用が提言されました ~経団連2023年度規制改革要望より

日本経済団体連合会(経団連)は2023年9月12日、「2023年度規制改革要望~日本経済にダイナミズムを取り戻す」を公表しました。今年度の規制改革要望では、第1の柱として「グリーントランスフォーメーション(GX)・サーキュラーエコノミー(CE)」を掲げ、国際的に利用される証書の活用についての提言がありました。

経団連が公表した2023年度規制改革要望の「No. 7. 電力の環境価値訴求における国際的な証書の活用」および「No. 8. 温対法SHK制度における証書の利用拡大」では、I-RECなどの国際的な再エネ電力証書の活用について提言しています。

まず、「電力の環境価値訴求における国際的な証書の活用」では、I-RECなどの国際的な証書を、非化石価値の証明として活用することを提言しています。これにより、小売電気事業者は供給する電気の環境価値を説明する際の利便性が向上し、電気の需要家が国際的な証書で証明される環境価値を取得する機会の拡大に寄与すると期待されます。

また、「温対法SHK制度における証書の利用拡大」では、I-RECなどの国際的に利用される証書が、日本のSHK制度(温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度)においても、排出量の減算に活用できるようにすべきだと提言しています。これにより、国内企業の利便性を向上させ、I-RECなどの証書を取得する企業にとって、SHK制度で報告する排出量の削減と、国際的な評価の向上を両立させることができると考えます。

SCSKは経団連の提言に賛同し、I-RECの取引プラットフォームであるEneTrackを通して国際的な再エネ属性証書I-RECの流通を促進し、日本の再エネ普及に貢献していきます。

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