イベント・セミナー
(2020年)

【オンライン開催】SCSKモノづくりCAEセミナー2020

2020.06.17(水) - 2020.07.31(金) 開催終了

これまで数多くのお客様にご来場いただきました「SCSKモノづくりCAEセミナー」を今年度もモノづくりに携わる皆様へ有益な情報をお伝えする場として開催いたします。
本セミナーでは、SCSKが長年にわたり培ってきましたモノづくりに関するCAE技術の経験、知見の集大成として、鋳造、塑性加工、樹脂複合材、ケーブル/ハーネス設計シミュレーションなどを中心に弊社CAEソリューションをご紹介させていただきます。皆さまの御参加をお待ちしております。

オンデマンド配信となるため、配信期間中はお好きな時間に何度でもご視聴いただけます。

【今年度は新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、皆様の健康と安全を最優先する為、会場での開催ではなくオンライン開催へ変更させていただきます。ぜひオフィスやテレワーク先でご覧ください。】

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開催案内

主催
SCSK株式会社
日時
2020年6月17日(水)~2020年7月31日(金)
  • オンデマンド配信のため配信期間中は何度でもご視聴いただけます。
  • 配信開始日以降のお申し込みも可能です。
  
会場
オンデマンド配信のため、どこからでも御参加いただけます。
定員
200名
対象
製造業界の設計・解析業務に携わっている方、CAEご導入を検討中の方
参加費
無料
申込期日
2020年7月30日(木)

プログラム

プログラム概要

基調講演

新製品【流体解析】

分科会A【生産技術系 1】: セッションA1~A4

分科会B【生産技術系 2】: セッションB1~B4

分科会C【材料・ケーブル系】: セッションC1~C4

分科会D【製品設計系】: セッションD1~D4

分科会E【最適化・設計空間探索系】: セッションE1~E4

分科会F【注目のソリューション】: セッションF1~F4

基調講演
基調講演 「ジェネレーティブデザインによって可能となる新しいモノづくり」 イメージ図

基調講演 「ジェネレーティブデザインによって可能となる新しいモノづくり」

ジェネレーティブデザインは多くの産業分野において最も先進的かつ強力なデザインツールです。ただ一方でそれらの具体的な活用方法や適切な成果を生み出すためには幾つかの重要なプロセスを経る必要があります。
本セッションではそれらのプロセス、また新しいデザイン手法について現在手掛けているいくつかの事例を用いて、実際にどのように製品設計、デザイン開発に応用できるかなど「新しいものづくりについて」ご紹介します。

Triple Bottom Line 代表 柳澤 郷司 氏

■講師紹介Profile: 柳澤 郷司(やなぎさわ・さとし) Triple Bottom Line 代表
2013年にデザインスタジオのTriple Bottom Lineを設立。
関わった開発プロジェクトには、国産高演色OLEDを採用した「L・I・M」
ハードウェアベンチャーCerevoと取り組む「OTTO」や「Orbitrec」などがある。
英国UCA(University for the Creative Arts)卒業。
Therefore Design Consultancy Londonに勤務。
後に、イギリス人工業デザイナー、ロス・ラブグローブ氏のスタジオへR&Dスタッフとして在籍。
Webサイト:http://triplebottomline.cc/

新製品
Nextflow イメージ図

■新製品【流体解析】「粒子法流体解析ソリューション Nextflowのご紹介」

フランス、ナントにあるNextflowSoftware社で開発された”SPH-flow”は、最先端の研究成果を取り入れて開発された粒子法流体解析ソルバーです。プリポストクライアントである”Nextflow Stuio”を使い、メッシュレスで簡単に、複雑な自由表面を持った液体の挙動を、高速かつ高精度に解析することができます。

分科会A 【生産技術 1】
MAGMASOFT イメージ図

■セッションA-1 「ダイカスト分野での鋳造CAEと自動最適化」

鋳造プロセスシミュレーションのMAGMASOFTでは標準機能として最適化が可能です。
本機能によるダイカスト方案の最適化について、湯道方案形状の最適化やゲート位置の最適化など事例を中心にご紹介します。

MAGMASOFT イメージ図

■セッションA-2 「鋳物の不具合予測(引け巣、中子ガス、変形)」

鋳鉄や鋳鋼といった、砂型鋳物で発生する各種の不良を、鋳造プロセスシミュレーションのMAGMASOFTによって予測できます。
ノロかみ、引け巣の予測、中子ガスによる不良の予測、あるいは熱応力による変形といった各種の不具合予測事例をご紹介します。

Elsyca イメージ図

■セッションA-3 「ガルバニック腐食対策によるプロダクトライフサイクルコストの低減」

プロダクトブランドを維持する為に、腐食対策は重要です。本セッションでは、独アウディ社の事例を交えながら、設計の初期段階でガルバニック腐食対策を考慮することで、プロダクトライフサイクルコストを抑え、ブランド・製品品質の維持に貢献するシミュレーションツールをご紹介します。
また、腐食対策、電気化学についての総合的なソリューションを展開するElsyca社の製品群を簡単にご紹介致します。これらのツールは、電着塗装や電気めっき、アルマイト処理、PCBめっき工程の最適なコストパフォーマンスを追求することが可能です。

IPS イメージ図

■セッションA-4 「静電塗装における膜厚と塗着効率の高精度予測」

汎用流体ソルバーRicardo社 Vectisを用いたベルガン周辺の挙動予測とFraunhofer IPS Virtual Paint Sprayを用いたクルマボディ塗装における膜厚と塗着効率の高精度予測を実現するシミュレーションツールの紹介をいたします。

分科会B 【生産技術 2】
FORGE イメージ図

■セッションB-1 「解析精度向上に向けた材料データ作成方法について ~金属・PU樹脂の材料パラメータ同定~」

解析の精度を向上させるためには、入力パラメータ値の正確さが重要となります。
解析結果に与える代表的なパラメータとして、材料・表面境界条件(摩擦・熱伝達)・入力形状などが挙げられます。本セッションでは、主に材料データに焦点を当て、金属のSSカーブや異方性や樹脂(発泡)材料における材料パラメータの同定方法についてご紹介します。

SORPAS イメージ図

■セッションB-2 「車体マルチマテリアル化に向けた溶接接合シミュレーション」

車体軽量化・高剛性の要求に対して、従来鋼板からハイテン材・軽量化材料の材料置換や新工法の開発により車体のマルチマテリアル化が進んでいます。本セッションでは、SCSKの取り扱う溶接シミュレーションによるハイテン材などの抵抗溶接・異種材接合のためのハイブリッド溶接・アーク/レーザー溶接における解析事例をご紹介します。

FORGE イメージ図

■セッションB-3 「塑性加工CAEと自動最適化を活用した設計方案の改善事例」

塑性加工CAEの活用目的として材料歩留まり向上・金型負荷の軽減・材料欠陥の早期発見などが求められていますが、複数の設定パラメータを変更し、結果の分析・修正・再計算を何度も行うことは、開発リードタイムの短縮・短納期を要求される中で容易ではありません。
本セッションでは、遺伝的アルゴリズムに基づく自動最適化機能による塑性加工プロセスの改善事例についてご紹介します。

FORGE イメージ図

■セッションB-4 「金型寿命向上に向けたCAE活用方法」

塑性加工における金型の長寿命化や摩耗の低減は重要な課題です。特に摩耗は型表面上に生じる摩擦、かじり、塑性変形、疲労など複雑な物理現象によって生じ、生産性を下げる大きな要因です。
本発表ではForgeを活用した金型寿命予測や型摩耗予測の取り組みと解析事例についてご紹介します。

分科会C 【材料・ケーブル】
GeoDict イメージ図

■セッションC-1 「二次電池、燃料電池開発におけるGeoDict活用事例と材料DB管理の最前線」

電池材料は複雑で不均質な構造であり、材料特性はミクロ構造に大きく依存します。
しかし、これらの実測で確認するには、スケール、コスト、期間の面で限りがあります。
本セッションでは、二次電池、燃料電池における最新のGeoDict活用事例とセッションC-2にて製造業において扱われる素材・材料データ管理の重要性について説明いたします。

GeoDict イメージ図

■セッションC-2 「複合材とフォーム材のデジタル設計のためのGeoDict最新機能と材料選定における材料DBの活用法」

企業のESGやSDGs対策を背景に、モノづくりにおける材料選定や組み合せは製品性能のみならず企業評価や環境社会への貢献においてますます重要となってきています。
本セッションでは、ミクロ領域における材料特性を評価するためのGeoDict 2020最新事例と材料選定における材料DBの有用性をご紹介します。

IPS イメージ図

■セッションC-3 「リアルタイムCAE『IPS Cable Simulation』基本機能のご紹介」

『IPS Cable Simulation』はハーネス、ホース、ケーブルなどに代表される柔らかものの経路検討シミュレーションツールです。
本製品の特徴である「リアルタイム性」と多彩な機能により、開発期間の短縮、品質向上等あらゆるお客様の課題を解決します。
本セミナーではアドオン機能含む『IPS Cable Simulation』の基本機能を一挙にご紹介します。

IPS イメージ図

■セッションC-4 「『IPS Cable Simulation』海外ユーザー事例のご紹介」

本セミナーでは海外自動車メーカーの『IPS Cable Simulation』活用事例を発表いたします。
セッションC-3でご紹介した基本機能を使用してどのように業務に活用をしているか、いくつか解析事例をご紹介します。
従来の設計方法では発見することができなかった問題を、IPSを活用し早期に解決した事例になりますので既にIPSをご利用のお客様においても、業務のヒントになれば幸いです。

分科会D 【製品設計】
ADVERNTURECluster イメージ図

■セッションD-1 「構造解析ソフトの社内展開方法に関して ~ウィザード・RPAを利用して、CAEを社内に普及させる~」

経験値のあるCAE人財が不足している昨今ですが、技術開発した技術をいかに、社内に展開・日常業務に適用するかが問題となっています。
本セッションでは、構造解析ソフトADVENTUREClusterおよびSCSK取扱いのRPAやミドルウェア各種ソリューションも用いて、いかに効率的に技術構築→社内展開を行い、定着させるかをご紹介します。

ADVERNTURECluster イメージ図

■セッションD-2 「電池領域での大規模/接触計算における構造解析の活用 ~セルから電池パックのフルアセンブリまで~」

電池領域の研究開発が活発になっている昨今、通常の解析規模では解けない問題が出てきています。
本セッションでは、電池領域でのセルモデルの詳細解析から電池パックフルアセンブリまでをADVENTUREClusterで計算する手法をご紹介します。
接触計算、熱計算にお困りであれば、電池領域以外の方もご参考いただける内容となっておりますので、ぜひご参加ください。

■セッションD-3 「汎用自動化/最適化ソフトとの連携事例のご紹介」

本セッションでは設計空間探索ソフトウェア「pSeven」と「ADVENTURECluster」の連携・連成事例をご紹介します。
pSevenと組み合わせることで、構造解析ソフトウェアCAEの活用幅が大きく広がります。
今回は生産技術系および製品設計系の題材として、以下の事例をご紹介します。アイデア次第で様々な解析に活用できますので、業務のヒントになれば幸いです。

■セッションD-4 「3次元積層造形における、構造解析ソフトウェアの活用 ~トポロジー最適化から、製造プロセスまで~」

3次元積層造形の構造解析において、トポロジー最適化および、製造プロセスのCAEは必須となってきております。
詳細計算を行うためには計算規模が大きくなり、時間がかかることがネックです。
本セッションでは、大規模計算が得意なADVENTUREClusterを活用して形状のトポロジー最適化~製造プロセスのCAEまでを行った事例をご紹介します。

分科会E 【最適化/設計空間探索】
pSeven-IPS連成 イメージ図

■セッションE-1 「pSevenとIPS Cable Simulationの連成による最適設計事例のご紹介」

ワイヤーハーネスは、自動車にとって様々な部品へ電気や信号を供給する重要な部品です。
自動車の高機能化によって、今後ますますワイヤーハーネスの需要は増加することが予想されます。
一方で、限られた空間の中で安全性を考慮した最適な配線を決定するプロセスは複雑化することが考えられます。
本セッションでは、 IPS Cable SimulationとpSevenを組み合わせることで、ケーブル仕様検討の自動化・最適化を行った事例をご紹介します。

pSeven-GeoDict連成 イメージ図

■セッションE-2 「pSeven-GeoDict連成 ~リチウムイオン電池性能における最適な電極構造の探索~」

リチウムイオン二次電池は日進月歩、高性能化が求められており、高容量かつ高出力な電池の開発が求められています。
高性能な電池構成を求めるためには、バインダー量や粒子充填率・粒子形状等の膨大な条件を検討する必要があります。 
このような膨大の条件を効率良く検討するアプローチとして、近年注目されている、サロゲートモデル(予測モデル)を利用した手法をご紹介します。
電池領域以外の方もご参考いただける内容となっておりますので、ぜひご参加ください。

分科会E 【エンジン熱予測/MBD】
Ricardo イメージ図

■セッションE-3 「エンジン熱予測手法」

新規車両の開発においては複数のアーキテクチャに対応するため工数が増加する一方で、新製品を市場に投入するための期間を短縮化する要求があり、開発プロセスの効率化が喫緊の課題です。この問題解決の手段として CAE ツールのさらなる適用が注目されています。
パワートレーンの評価においては、性能・信頼性などの観点から温度を精度よく予測することが非常に重要です。
本セッションでは、概念設計段階でエンジンの熱予測を精度良く行うための手法に関して検証事例とともにご紹介します。

Ricardo イメージ図

■セッションE-4 「ハイブリッド二輪車の開発における MBD モデル検討」

グローバル市場で二輪車は環境目標と顧客のニーズを満たすためハイブリッド化の検討が進んでいます。
解決するべき課題の例として、制御戦略の設計、パッケージング、そして顧客体験を維持することが挙げられます。
問題解決のため開発プロセスの初期段階で、仮想環境における主要な車両性能指標を評価することが不可欠です。
このセッションでは Ricardo の MBD ツール 「RICARDO社製 車輛性能シミュレーションソフト」 を用いたハイブリッド化による様々な課題に対する取り組みをご紹介します。
車両性能の結果から、性能/ドライバビリティ/熱目標を満たすコンポーネント選択やハイブリッドコントローラの戦略を最適化します。

分科会F 【注目のソリューション aPriori】
aPriori イメージ図

■セッションF-1 「製造原価シミュレーションソフトaPrioriのご紹介」

aPriori(アプリオリ)は現在、世界15ヶ国150社以上の企業が使用している設計段階から製造原価をシミュレーションするソフトです。
3D CADデータとaPrioriが提供するグローバルな製造環境(仮想製造環境ライブラリ:VPE)が連携し、 少ない入力項目で 簡単かつリアルタイムに、製造原価シミュレーションを実行いたします。
コストのフロントローディング化の実現、グローバル調達におけるコスト算出・交渉などの 製造原価の課題解決を手助けするソフトとしてご紹介します。

aPriori イメージ図

■セッションF-2 「【デモンストレーション】製造原価シミュレーションソフト aPrioriのご紹介」

製造原価シミュレーションソフト「aPriori」製品の3DCADデータ読み込みからコストシミュレーションまでの一連の流れをデモにて紹介いたします。

分科会F 【注目のソリューション Autodesk Fusion 360】
Autodesk Fusion 360 イメージ図

■セッションF-3 「CAD/CAM/CAEを統合したAutodesk Fusion 360のご紹介」

設計と製造のテクノロジーを融合した作業環境を提供するProduct Design & Manufacturing Collectionに含まれるFusion 360。
製造開発プロセスを分断する壁を取り除き、設計から開発、製造までのプロセスを単一プラットフォームで一元管理できます。また今話題の自動設計ジェネレーティブデザインをいち早く搭載し、世界で多くの事例が発表されています。
このセッションでは、このジェネレーティブデザインを中心にFusion 360でなにが出来るかなど、特徴をご紹介します。

Autodesk Fusion 360 イメージ図

■セッションF-4 「【オートデスク社の製造業向けコレクションとSCSK独自支援サービス】のご紹介」

オートデスク社製「Product Design & Manufacturing Collection」は、AutoCADやInventorを含む設計から製造に必要なツール16点を1つにまとめた3Dソフトウェアのトータルパッケージです。
製造業を取り巻く環境が急変している今、Product Design & Manufacturing Collection は、自動化・コラボレーション・アイデアの探求という3つの柱で開発されており、製造業のお客様へイノベーションの向上、製品性能の改善、売上の増大と設計・製造業務の効率化を提供します。さらにSCSKでは、自動設計プログラム開発やデータマネージメント支援サービスなどの独自サービスを提供しており、お客様の生産性向上を支援します。

関連シミュレーションソフト詳細

オンラインセミナーの受講に際して

  • 予告なくセミナータイトル、プログラム内容が変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。
  • 記載されている製品/サービス名称、社名、ロゴマークなどは該当する各社の商標または登録商標です。
※ 同業他社のお申し込みはお断りする場合がございます。予めご了承ください。

お問い合わせ先

SCSK株式会社
製造エンジニアリング事業本部
解析ソリューションビジネスユニット モノづくりCAEセミナー事務局
担当:上條(かみじょう)、鳥澤(とりさわ)
TEL:03-5859-3012
E-mail:cae-seminar@ml.scsk.jp