ネットワークタップ
ネットワーク・タップは、ネットワーク機器であるスイッチやルータを接続するネットワークケーブルの信号を分岐させる装置です。スイッチングHUBからネットワーク信号を取り出すためには通常は、モニタリングポート、SPANポートを利用しますが、上り下りのネットワークトラフィックを一つのポートに集約(アグリゲーション)するため、すべてのトラフィックを取り出すのは難しいといえます。
ネットワーク・タップを利用することで、すべてのパケットを物理的にネットワーク機器に負荷を与えることなく取り出すことができることから、安心且つ有効にネットワーク可視化環境が実現できます。
課題
- ●複数ポートの集約、VLANの集約をするためパケットを取りこぼす(パケットロス)
- ●上り/下りのパケットを1ポートで取り出すことはできない
- ●スイッチの転送処理能力に影響を及ぼす(転送遅延増加)
これらの課題を解決するために専用装置としてネットワークタップが開発されました。
ネットワークタップにより、ネットワークを流れるパケットを安全、確実に取り出し、ネットワークの安定性向上、アベイラビリティの向上など、お客様のネットワークの可能性を最大限に引き出すことを実現します。キーサイト・テクノロジーのネットワークタップは、複数のモデルに分かれます。