Hawkeye

Hawkeyeとは

キーサイト・テクノロジーのHawkeyeは、ネットワークやサーバの性能を定期的に測定し、サービス品質を測定するアクティブ・モニタリング製品です。

VoIP、ビデオ会議、統合コミュニケーションツール(ビジネスSkype)やクラウド、SDN環境への変化など、先進的サービスを提供することは、企業組織が競争の激しい領域で生き残るためには欠かせません。特にサービス低下が及ぼす影響は深刻であり、ネットワーク管理者とオペレーターは、ネットワークの性能を測定するための簡単で信頼できる方法や、手間をかけずに新たなアプリケーションを確実に提供する方法が必要であるといえます。

Hawkeyeは、そういった課題を解決するための、ネットワークKPIによるエンド-エンド間の通信量、遅延、パケットロス、スループットを定期的に測定し、問題発生箇所の特定、計測値の定量化を行い、ネットワークの稼働状況を的確に把握、管理することができる製品です。

Hawkeye
Hawkeye

システム構成

Hawkeyeは大きく二つのシステムで構成されます。

  • コンソール
  • Endpoint(エンドポイント)

コンソールは、Hawkeyeのフロントシステムとなります。クライアントはウェブブラウザでコンソールに接続し、Endpointと呼ばれるネットワーク測定装置の管理・制御を行います。また、各Endpointのテスト結果の保存、レポートとアラーム管理を行います。コンソールはVMwareのOVAファイルで提供されます。VMware上に簡単にデプロイすることが可能です。また、無償で利用可能なVMware Player上で動作させることも可能です。
なお、コンソール、Endpointともにオンプレ、クラウドの両方に対応しており、柔軟なネットワーク構成に対応可能です。

Endpoint(エンドポイント)は、Hawkeyeコンソール配下で管理される試験デバイスです。あらゆるプラットフォーム上で動作するエージェント・ソフトウェアと性能を担保するためのハードウェアタイプで提供されます。

ソフトウェアタイプ(エージェント)の対応プラットフォーム

  • Android 5.0以上
  • Apple iOS 9.0以上
  • Linux 32-bit(x86)/64bit(x86-64)
  • Linux on ARM
  • Apple macOS 10.6以上
  • Windows 7/8/10(32bit)
  • Windows 7/8/10/Server 2008 R2(64bit)

ハードウェアタイプ

  • IxProbe・・・10/100/1000Base-T対応
  • XRPi2・・・100Base-TX対応
  • E1S・・・10GEthernet対応

特長

  • 高度なネットワーク / アプリケーションテストテクノロジーを、運用中のネットワークに適用可能
  • 本番ネットワークを評価し、アクティブに監視
  • 100種類以上のアプリケーションテストを含むライブラリを利用して、ネットワークスループット、サービスクラス、ユニファイドコミュニケーションなど、多数の項目を評価
  • エンドポイントを分散配置することで広範囲のネットワークをカバーし、ネットワークとサービス全体のパフォーマンスを確実に制御
  • あらゆるネットワークシナリオに対応する通信速度で実際のアプリケーショントラフィックをエミュレーションして動作確認できるため、サービス提供前にパフォーマンスを検証可能
  • テスト対象範囲を明確にして迅速に検証テストを実行することにより、ネットワークやアプリケーションの問題特定を素早く検出
  • QoEやQoSを持続的に監視して問題をプロアクティブに検出
  • ネットワークが常にSLAと品質基準を満たしているかどうかを確認
  • Hawkeye全体の構成がオンプレのみのクローズなネットワークで構成可能

全ネットワークをアクティブ測定

全ネットワークをアクティブ測定

テスト項目概要

エンドポイント間試験
エンドポイント間試験
対実サーバに対する試験
対実サーバに対する試験

コンソール:リアルタイムダッシュボード/結果マップ表示

リアルタイムダッシュボード1
結果マップ表示
(Googleマップ上にEndpointとテスト結果を表示)
リアルタイムダッシュボード2
リアルタイムダッシュボード3

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