用語解説「ネットワークテストとは?」
社内ネットワークの構築はほとんどの企業が実施していることです。しかし、そのネットワークが運用上問題ないものなのかはしっかりテストをしなければ分かりません。どんな製品でもテストを行ってから販売開始や利用開始となるように、企業のネットワークも例外ではありません。
ネットワークテストとは?
ネットワークテストとは、ネットワークにおけるさまざまな状況を検証し、実運用に活かしていくためのものです。
大きく2つに分けられ、1つ目はセキュリティのテストです。
ネットワークにはさまざまな外的脅威が存在しています。その1つがコンピューターウイルスです。また、利用しているツールや技術にも不定期に脆弱性の脅威が発生することもあります。こういった脅威をチェックするために、実際に使っているアプリケーションやセキュリティの攻撃パターンを擬似的に再現し、防げるかどうかをテストします。この中には、ネットワークの設定やパスワードの管理、無線LANの脆弱性確認といったさまざまな要素が存在しており、それらの対策が問題なく取られているかを確認しています。
2つ目はトラフィックやエラーのパターンを再現したテストです。ネットワークには大量のデータが疎通されることもあります。そのデータが実運用として適切に処理されているのか、どのくらいの負荷までなら問題なく利用し続けられるのかといったテストを行います。
これらのテストがない状態ですと、本当に会社のネットワークとして運用できるのかが不透明で、何らかの障害やエラー、セキュリティ問題が発生してしまった際には多くのコストをかけて対応を行う必要が出てきます。
ネットワークテストもカバーしているキーサイト・テクノロジー
キーサイト・テクノロジーの製品では、ネットワークテストのソリューションがあります。
セキュリティ監視だけでなくネットワーク機器、通信キャリアやサービスプロバイダーのネットワークテストソリューション、およびネットワーク可視化ソリューションを提供しています。
通信キャリアを中心にL2からL7、広帯域400G、ワイヤレスネットワーク等のテスターを取り扱っていますので、幅広いテストを実施することができます。
その他、ネットワーク監視のアクティブモニタリングを実施できるHawkeye、サイバー攻撃アプライアンスのThreatARMOR、ネットワークモニタリングスイッチのVisionシリーズなどさまざまな製品がありますので、ご興味がある方はキーサイト・テクノロジーのページをご覧ください。
プロフィール
南波真之(なんばさねゆき)
新卒でWordPressのトップ企業に入社し営業、マーケティング、ディレクションを経験、その後SaaSサービスを開発、提供する会社にてパートナーセールスを行いながらWeb、営業、マーケティング、SaaSなどの情報発信を続けている。