甚大な被害をもたらした伊勢湾台風をきっかけに1963年に設立された防災科学技術研究所様は、「防災科学技術を向上させることで災害に強い社会を実現する」という基本目標のもと、あらゆる自然災害に、「予測・予防」「応急対応」「復旧・復興」という防災の全局面で対応できるように、長期的視野で幅広い研究を行われています。防災に関する唯一の国立研究開発法人として、世界有数の大型実験施設や日本全国を網羅する観測網を運用されていることも特徴です。今回は、Eーディフェンス(実大三次元震動破壊実験施設)での実大建物実験の再現解析や、能登半島地震での観測波を用いた地震応答解析にADVENTUREClusterの解析事例として、はんだ接合部の強度評価と、人体構造に関する解析をご紹介いただきます。
大規模構造解析ソフトウェア ADVENTURECluster
自動車のエンジン全体や、多くの接触条件を含む大規模アセンブリモデルなど、一般的な汎用FEMコードでは膨大な時間がかかる計算も、これまでにないスピードで高速に計算します。国産ならではの充実したメニュー構造や細やかな補足説明を盛り込んだ日本語GUIと、丁寧な技術サポートで、技術者の皆様に快適に安心してご利用いただけます。また他のソフトウェアとの連成解析も幅広く対応しております。