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OpenShift Virtualization ( Kubevirt ) でVM管理もCloud Nativeに (1)

OpenShift Virtualizationは、Red Hatが提供するOSSのKubevirtをOpenShiftの機能として統合したものです。Kubevirtは2016年に開始され、現在はCNCFのIncubatingプロジェクトとして位置付けられています。バージョン1.0がリリースされ、AppleやGoldman Sachs、NVIDIAなどの企業がユーザーとして名を連ねています。OpenShift Virtualizationの利用が増えており、Red Hat Summitなどでユーザー事例が紹介されています。

OpenShift Virtualizationを利用するメリットとしては、コンテナ環境上でVMを管理できる点が挙げられます。これにより、ネットワークや名前解決、プローブ、ストレージなどの面でコンテナ基盤ならではのメリットを享受できます。また、OpenShiftに統合されたVM管理コンソールを利用することで、CLIやyamlファイルによる運用と組み合わせて、効率的な管理が可能となります。

OpenShift Virtualizationでは、KVMを利用してVMを作成し、管理します。Kubevirt Operatorをインストールすることで、Virt API Server、Virt Controller、Virt Handlerなどのコンポーネントが配置され、VMの操作が可能になります。VMを削除する場合は、VirtualMachineオブジェクトを削除することで関連するリソースも自動的に削除されます。

OpenShift Virtualizationのインストールと準備には、ベアメタルノードが必要となります。OpenShift Data Foundationをインストールすることで、RWXとして利用可能なStorageClassを準備できます。インストールが完了すると、HyperConvergedリソースの作成を求められ、必要なリソースがデプロイされます。VMの起動はvirtctlを使用するか、yamlを書いてデプロイするか、GUIを使うことができます。今回はGUIからVMを起動し、nginxをインストールしてRouteからアクセスする例を紹介します。

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