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OpenShift Infra:マスターノードのマルチアベイラビリティゾーン設計は2つのAZか3つのAZか?

OpenShiftのデプロイでは通常、高可用性のために3つのマスターノードが推奨されます。
クラウド環境では、アベイラビリティゾーン(AZ)を利用して障害の影響範囲を限定しますが、3つのマスターノードを単一AZに配置すると、そのAZの障害で全ノードが影響を受ける可能性があるため、高可用性を実現するには各ノードを異なるAZに割り当てる必要があります。
2ノード構成では、ネットワークの障害などでスプリットブレインが発生し、データの不整合や破壊が生じるリスクがあるため、3ノード以上でHA(高可用性)を構築することが推奨されます。
OpenShiftのマスターノードでは、etcdを用いた分散合意アルゴリズムRaftを利用しており、ノードがダウンしてもクラスタは機能継続可能です。
3ノード以上の構成は、通信障害やノード障害が発生しても過半数のノードが機能していれば処理を維持でき、スプリットブレインを避けることができます。
このような構成により、クラウド環境においても高い可用性を確保することが可能となります。

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