IDaaSとは?機能とメリット、導入時の選び方、課題をわかりやすく解説
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IDaaSとは、“Identity as a Service”の略。組織におけるシステム利用者のユーザーアカウント(ID)をクラウド経由で一元的に管理、認証するサービスを指す。導入することで、認証・IDとパスワードの管理・シングルサインオン・アクセス制御・複数のシステムやアプリケーションのシームレスな利用などが可能になる。
IDaaSとは、異なる組織やシステムの認証・認可をクラウド経由で一元管理できるサービスです。近年は企業や組織においてもクラウドが普及しており、それに伴って個人情報やデバイスのセキュリティ管理の必要性が増大しています。IDaaSを導入することで、認証の安全性と利便性が高まり、管理する担当者・部署の負担を軽減できます。またコスト削減・従業員(ユーザー)の業務効率の向上・セキュリティ強化などが期待できます。
一方で、IDaaSも全能ではなく、特にパブリッククラウドへの依存が高まりすぎることから、以下のような複数のリスクも懸念されます。
これらの課題解決に向けては、ソブリンクラウド(国産クラウド)を活用するなど、より安全性の高いサービスを利用することが求められます。またリスク回避対策を前もって想定しておき、非常時の運用などを策定しておくことも重要になります。
IDaaSには主に以下の5つの機能があります