2023年版!「サイバー攻撃」の概要、手口から対策までをわかりやすく解説
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攻撃対象となる企業などのwebサーバに対して、大量のパケットを複数のコンピュータなどから送り付け、正常なサービス提供を妨害する行為。攻撃を受けたサーバは高い負荷がかかり、正常な応答ができない状態になる。
DDoS(Distributed Denial of Service attack)攻撃とはサイバー攻撃の一種で、ウェブサービスやオンラインプラットフォームを標的にした、サービス提供を妨害することを目的とした攻撃を指します。攻撃者は複数のコンピュータやデバイスを利用して、大量のトラフィックやリクエストを標的のシステムに送りつけ、システム負荷を増大させて正常な運用を妨害します。
DDoS攻撃は多様な手法で行われます。代表的なものには、ボリューム型DDoS攻撃(大量のトラフィックを送信する攻撃)、アプリケーション層DDoS攻撃(特定のアプリケーションに対する攻撃)、リフレクション攻撃(リフレクターにより増幅した応答パケットを大量に攻撃対象に送り込む攻撃)などがあります。
DDoS攻撃の主な特徴は以下の通りです。
DDoS攻撃を行う攻撃者は複数のボット(マルウェア感染したコンピュータ)などを使用して攻撃を行います。これにより、攻撃の規模が大きくなり、対策が難しくなります。
攻撃が成功すると、正規のユーザトラフィックに対して攻撃トラフィックが優先され、ウェブサービスやネットワークが混乱し、利用者へのサービス提供が拒否されます。
攻撃者の目的は正常なサービス提供を妨害することです。これはシステムのリソース(帯域幅、処理能力、メモリなど)を使い果たすことで達成されます。
DDoS攻撃の影響は深刻で、オンラインサービスを行う企業にとって大きな損害をもたらす可能性があります。特に対処が遅れると顧客からの信頼性が低下するため、適切かつ迅速な対応が求められます。具体的には、適切なセキュリティ対策の実施、セキュリティ対策ソフトの導入によるDDoS攻撃のモニタリングと検出、アクセス制御などが重要です。