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RedHat OpenShift Virtualization 概要
仮想マシンとコンテナの両方を統合する完全なインフラストラクチャー
「OpenShift Virtualization」を選ぶ3つのメリット
- OpenShift が提供するサーバー仮想化機能
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- Linux の仮想化機能に基づくサーバー仮想化
- OpenShift に標準で含まれる機能で、追加費用は不要
- Linux と Windows の両方の仮想マシンをサポート
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- 代表的な Linux ディストリビューションと Windows Server のテンプレートを標準装備
- Red Hat Enterprise Linux の仮想マシンは無償・無制限で使用可能
- 仮想マシンの専用移行ツール
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- 既存のサーバー仮想化環境から OpenShift Virtualization へ仮想マシンを移行するツールを無償で使用可能
VMとコンテナを統一的に管理
VMベースののアーキテクチャ
- VMとコンテナでレイヤが異なり、運用負担が大きい
- コンテナPlatformの階層構造が多重化することでUpgradeもし辛い、 かつシステム全体のROIを実感しにくい
Kubernetesベースのアーキテクチャ
- コンテナもVMもKubernetes (OpenShift) のお作法で管理
- ネットワークやストレージシステム等、 成熟してきKubernetesのエコ システムの恩恵が享受できる
- 同じ論理空間 (NameSpace) の中でVMもコンテナも混在させて通信 させ、一つのシステムとして動かす事が可能
- RHCOS
- Red Hat CoreOS:RHELからOpenShiftのNodeとして使う場合には不要なLibrary等を削減しスリム化したOS
RHELがサブスクリプションに含まれます
OpenShift上のRHEL仮想マシンのSubscriptionはOpenShift Virt機能自体に含まれており、別途Subsctiption購入は不要です。またRHEL仮想マシンの台数制限もありません。他社製ハイパーバイザ上のRHELコストの大幅削減が目指せます。
- RHCOS
- Red Hat CoreOS:RHELからOpenShiftのNodeとして使う場合には不要なLibrary等を削減しスリム化したOS
サポートするゲストOS
- Red Hat Certified ゲスト OS
- Red Hat Enterprise Linux
- RHEL 6, 7, 8, 9
- Microsoft Windows
- Windows 10, 11
- Windows Server 2012R2, 2016, 2019, 2022
- Red Hat Enterprise Linux
- その他のゲスト OS については Third-Party Software Support Policy に沿ってサポート提供
Windows 仮想マシンの仮想環境として認定取得済み
OpenShift Virtualization は、Windows Serverのワークロードを実行する MicrosoftのWindows Server Virtualization Validation Program (SVVP) で認定されています。
SVVP認定の情報
- SVVP 認定は以下に適用されます。
- Red Hat Enterprise Linux CoreOS ワーカー。 Microsoft SVVP Catalog Cl, Red Hat OpenShift Container Platform 4 on RHEL CoreOS 9 という名前が付けられます。
- Intel AMD CPU.
第2章リリースノート:OpenShift Container Platform 4.15 | Red Hat Customer Portal
Windows OSのサポートについて
- OpenShift Virtが対応するGuest OS一覧はこちらの通りです。
- MicrosfotのSupport が継続されている限り、OpenShift VirtにおいてもそのSupportの元、Windows server 仮想マシンをご利用頂けます。
- RHELに加えて対応するWindows serverについてtRed Hat Tear1 Support, Guest OSに対するSupportをRed Hatに依頼することが可能です。
幅広いストレージシステムの選択肢
VMの仮想ディスクは、OpenShiftに対応する標準的なストレージシステムをそのままご利用頂けます。 CSI※1 Driverが提供されるストレージシステムは勿論、OpenShift対応のSDSを利用し汎用サーバをストレージノードとして利用可能です。
CSI Driverが提供されるストレージ製品の利用
SDSを用いて汎用サーバをストレージシステム化
- ※1
- Container Storage Interfaceのこと。 Kubernetesを通してコンテナにマウントするための種々の Storageの標準仕様を定めたもの
- ※2
- IBM SAN Volume Controller, Hitachi VSP等
- ※3
- Red Hat OpenShift Data Foundation, Portworx by Pure Storage, ScalelO (DELL PowerFlex) 等. OpenShift対応のPartner製品についてはこちらを参照
Bare Metal Node(BM Node)が必要
OpenShift VirtではHost OSであるRHCOSのKVMがx86 CPUが提供する仮想化支援機構I/Fと直接通信する必要性があり、BM Nodeでの利用が前提※となります。 なお、全てのWorker NodeがBM Nodeである必要はありません。
OpenShift Virtが動くClusterの構成
全NodeがBM Node | Master | Infra※2 | Worker |
Worker NodeのみがBM Node | Master | Infra | Worker |
一部のWorker NodeがBM Node | Master | Infra | WorkerWorker |
OpenShift Virtの利用手段
セルフマネージ型の全Edition |
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ROSA |
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Partner Solution |
CPU(Socket)単位でのご提供
Red Hat OpenShiftはBare Metal Server InstanceへのInstallが可能であり、その為のSKUを提供しています。SKUはCPU(Socket) 単位での課金となり、他のハイパーバイザ製品と比較して安くご利用頂ける可能性があります。
物理サーバー3台構成 ※1
3,775,200円~ ※2(標準価格・税別)
- 仮想マシンの実行環境
- コンテナの実行環境
- 無制限の Red Hat Enterprise Linux 仮想マシン
- 運用者と開発者を支援する各種サービス
- Red Hat カスタマーサポート
1CPUコアあたり 19,663円~ ※3
物理サーバーの追加拡張は1台単位で可能
- ※1
- Red Hat OpenShift のサポート対象となる最小構成。
- ※2
- MW01502 Red Hat OpenShift Container Platform (Bare Metal Node), Standard (1-2 sockets up to 64 cores) 1-Year サブスクリプションを適用する場合。
- ※3
- 1サーバーあたり64CPUコア、合計192CPUコアを搭載した場合。
Bare Metal NodeにおけるCPUのCore数と課金単位
1Subscriptionで1Socket(up to 64 core)までご利用いただけます。また32 Core x 2Socketでも同様に1Subscriptionでご利用可能です。
OpenShiftで仮想マシンを動かすことのメリット
クラウドのような体験で生産性を高める
- ネイティブなマルチテナンシーを活用したセルフサービスの実現
- 人手を廃し徹底的な自動化による短時間での仮想マシン作成
仮想マシンとコンテナの統一で効率を上げる
- 同じ管理インターフェース(GUI, CLI, API)を使った管理手法の統一
- インフラリソース(コンピュート, ネットワーク, ストレージ)の統一
様々な側面からのコスト抑制アプローチ
- 割安なサブスクリプション体系、無制限の Red Hat Enterprise Linux VM
- 標準で利用できる、運用管理およびアプリ開発を助けるサービス
OpenShift Virtualizationの技術概要(KVM/Kubevirt)
Linux(KVM)をHypervisorとして使う場合、 QEMU+libvirtがVMのライフサイクル管理を行います。 この仕組みは既に成熟した技術ですが、こうしたアーキテクチャをコンテナの仕組みに適用したものがKubevirtの本質的な仕組みです。
コンテナはHost OSのKernelを共有して動くことから、KVM仮想化はコンテナでも再現できるという理屈
- ※1
- IntelやAMDのプロセッサには仮想化支援機構ntel VT, AMD-V)がHWレベルでビルトインされておりKVMカーネルモジュールはこれを活用しています
- ※2
- Quick EmulatorというCPU, Memory, I/O 等をエミュレートするSoftware。 Linux上のプロセスとして動く。 この絵ではVMと連動して動くqemu-kvmを意図しています
- ※3
- VMのライフサイクル管理を行うためのAPIを提供するLibrary で、 KVM/QEMU以外にもXenやHyper-V, VMware ESXを始めとしたHVに対応しています
- ※4
- KVMカーネルモジュールは直接プロセッサの仮想化支援機構と通信する想定であり、よって現状reMetal NodeでのみOpenShift Virtualizationが利用可能です
- ※5
- VMはLinux プロセス (QEMU+libvirt)が動くコンテナの中で起動します。コンテナを包含すBod(virt-launcher)は通常のPodと同様にKubernetesがライフサイクル管理します