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OVN-Kubernetes with OVN Interconnectのご紹介

本記事では、OpenShift 4.14で導入されたOpen Virtual Network Kubernetes (OVN-K) の最適化について説明しています。
この最適化により、運用遅延が短縮され、ネットワーキングコントロールプレーンのスケールとパフォーマンスが向上しています。
ネットワークフローデータはクラスターノードにローカライズされ、ワーカーノードとコントロールノード間のトラフィックが削減されています。
これにより、ノードが追加されるたびにネットワーク容量が追加され、大規模なクラスターが最適化され、クラスターネットワークのノード数が線形にスケールします。
また、ネットワークフローがすべてのノードでローカライズされるため、コントロールプレーンノードのRAFTリーダー選出が不要となり、不安定性の主な原因が除去されました。
これにより、クラスターの障害シナリオに対する回復力が高まります。


OVN-Kubernetesの従来の構成と比較して、OVN-Kubernetes with OVN Interconnectでは、各ノードごとに1つのOVNスタックを配置し、ノード間通信がシンプル化され、TLS証明書管理の負荷が軽減されます。
これにより、Hosted Control Planeでの管理が容易になり、特にマネージドサービスであるRed Hat OpenShift Service on AWS (ROSA)のHosted Control Planeでの利用が効果的です。
ただし、ログの増加や各ノードのCPU/メモリ負荷の増加などのデメリットもありますが、これらは基本的に大きな影響はないとされています。

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