GigaCC -導入事例

株式会社みずほ銀行 グローバルトレードファイナンス営業部
「SCSKは開発ベンダーや社内情報システム部門とも コミュニケーションを取りながら、 オンラインストレージソリューションの導入から運用まで、 短期間でのソリューション導入を実現してくれました」

株式会社みずほ銀行
グローバルトレードファイナンス営業部 業務管理チーム 調査役 吉田 光里氏(写真中央)
グローバルトレードファイナンス営業部  業務管理チーム 加藤 千明氏(写真左)

SCSK株式会社
プラットフォームソリューション事業部門
ITエンジニアリング事業本部 ネットワーク部 営業第二課 秦 昌宏(写真右)

株式会社みずほ銀行グローバルトレードファイナンス営業部(以下、GTF営業部)では、 世界各地に展開する駐在とリアルタイムにファイルを共有するため日本ワムネットの 提供する企業向けオンラインストレージソリューション「GigaCC OFFICE (以下、GigaCC)」を導入。SCSKは、その導入支援と運用のサポートを担当しています。 GTF営業部のご担当者様に導入の経緯と効果について詳しく伺いました。

GigaCC - 導入事例 株式会社みずほ銀行

株式会社みずほ銀行 グローバルトレードファイナンス営業部について

『One MIZUHO 未来へ。お客さまとともに』 というスローガンのもと、日本そしてアジアと世界の発展に貢献し、
“お客さまから最も信頼される金融機関”を目指すみずほ銀行。同行のグローバルトレードファイナンス営業部では、
貿易取引を行う国内外のお客さまに対し、さまざまな金融ソリューションを提供しています。

【利用状況】ファイルをリアルタイムに共有するためGigaCCを導入

― 以下、GTF営業部におけるGigaCCの利用状況について教えてください。

GTF営業部では、東京の本部とアメリカ、ヨーロッパ、東アジア、アジア・オセアニアに展開する約200名のメンバーがGigaCCを利用しています。

GigaCCは入口で大きく3つのディレクトリに分けられ、その下にサブディレクトリを多数設定しています。共有しているファイルの種類は、Microsoft Word/Excel/PowerPoint/Access、PDF、写真データなどになります。

■GTF営業部における主な共有ドキュメントのカテゴリ

カテゴリ
アクセス管理
主なドキュメントの種類
業務別ファイル
各業務の担当者、もしくはグループごとにアクセス権を設定
案件情報・レポート、会議議事録、提案書、各種データなど
地域別ファイル
地域ごとにアクセス権を設定
案件情報・レポート、会議議事録、提案書、各種データなど
掲示板
全メンバーがアクセス可能
名簿、メンバープロフィール、マニュアル各種ノウハウやルールなどを文書化、研修資料など

― システムの構築および運用体制について教えてください。

ユーザアカウントの追加やディレクトリへのアクセス権の設定などは、私たちで担当していますが、GTF営業部内に情報システムの専任担当者はいないので、サーバの手配やシステムの構築およびシステム面での運用サポートはSCSKに依頼しています。

■GigaCCのサーバの稼働環境

  • RAID5で構成した600GBのストレージ搭載
  • オンプレミス環境にて運用(社内からのアクセスに限定しているため)

【選定要件】セキュリティ、導入・運用負荷、使い勝手などを要件にシステムを選定

― GigaCCを導入した経緯を教えてください。

「ファイルのリアルタイム共有」が、GigaCCを導入するきっかけとなりました。Windowsのリモートアクセスを利用した共有方法を始め、グループウェアなどの利用も検討しましたが、システムの導入や運用にかかる負荷が大きく、本格的な導入検討までにはいたりませんでした。

そのような状況下、SCSKに相談をしたところGigaCCを紹介してもらいました。

― ファイル共有環境を選定したときの要件を教えてください。

「セキュリティ」、「導入・運用負荷」、「操作性」、「ネットワークへの負荷」、「チェックイン/チェックアウト機能」といった項目を要件に導入するシステムを選定しました。

【要件1】セキュリティ
機密情報を保管するので、オンプレミス環境で利用できることを第一に選定しました。

【要件2】導入・運用負荷
GTF営業部として導入・運用するので、構築・運用に大がかりな手間やコストが必要なシステムの導入は難しい状況でした。システムの構築や運用保守へのサポートベンダーのサポートも必要不可欠でした。

【要件3】操作性
簡単に使え、マニュアルも含め、英語に対応していることも必須要件でした。

【要件4】ネットワークへの負荷
オンプレミス環境で運用するため、大容量のファイルをやり取りする際でも、ネットワークに大きな負荷がかからないシステムである必要がありました。

【要件5】チェックイン/チェックアウト機能
一つのファイルをグローバルに共有することも想定し、ファイルの編集中はロックがかかり、他の担当者が書き換えたり、複数のバージョンが乱立することのないようにするチェックイン/チェックアウト機能が必須でした。

【選定理由】機能や使い勝手だけでなく、システムとしての信頼性の高さも評価

― GigaCCの採用を決めた理由を教えてください。

「セキュリティ」、「導入・運用負荷」、「操作性」、「ネットワークへの負荷」、「チェックイン/チェックアウト機能」という要件をクリアしていることはもちろんですが、特に「操作性」に関しては、実際に操作デモを見てとても簡単で、わかりやすいと感じました。

【導入効果】拠点の担当者間の信頼関係も深化

― GigaCCの導入効果を教えてください。

導入してから約6カ月間で、既にGigaCCはGTF営業部にとってなくてはならないものになっています。具体的には、「情報共有の促進」、「報告業務やメールの効率化」「信頼関係の深化」といった成果が見られます。

【効果1】情報共有の促進
これまで時差のある世界各地に展開するGTF営業部内の情報伝達はほとんどメールに頼っていました。本部から一旦ハブ拠点に送り、ハブ拠点から展開することも多く、ハブ拠点での手間も多かったのですが、現在ではGigaCCを活用することでメンバーへの通知が確実かつ瞬時に送信でき、情報共有が大幅に促進されました。

【効果2】報告業務やメールの効率化
GigaCCという「ファイル共有の場」が用意されたことで、定期的な報告類のとりまとめの負担が大幅に軽減されました。また、容量の大きいファイルもGigaCCにアップロードした上で通知メールを発信することで、必要な人がダウンロードすれば、個人のメールボックスが一杯になることを避けられます。また、メールでは制限されている大容量のメールもGigaCCでは送ることができるので、ファイルのやり取りがよりスムーズになり、業務が効率化しています。

【効果3】信頼関係の深化
個人のプロフィールや出張時の便利情報などを公開することで、だれが、どのような知識や経験を持っているかといったことを簡単に調べられるようになり、部内全体のコミュニケーションが活性化し信頼関係も深まりました。

また、当部に着任したばかりのメンバーもGigaCCに保管されているドキュメントを見ることで、部内ルールやノウハウを理解し、スムーズに業務を始められるようになりました。ロケーションが離れていても、GTF営業部の一員であるという意識を持って業務を遂行できます。

今後、「共有ノート」などを使いこなしていくことで、さらにその成果を高めていきたいと考えています。

【GigaCCおよびSCSKへの評価・期待】

― GigaCCおよびSCSKへの評価と期待をお聞かせください。

たとえば英語の対応に関しても、メニュー画面が英語化されているだけでなく、更新などの通知メールやマニュアルも英語化されているなど、GigaCCは細部まで丁寧に作られているという印象があります。

また、SCSKは開発元である日本ワムネットや当行の情報システム部門ともコミュニケーションを取りながら、導入をサポートしてくれたのでとても助かりました。今後もこれまでと変わらない手厚いサポートに期待しています。

― では最後に、GigaCCの導入を検討している企業へのアドバイスがあればお聞かせください。

要望を丁寧に汲み取って頂けるサポートベンダーを選ぶことが重要なポイントだと思います。

企業概要 (2015年3月31日現在)

社名    : 株式会社みずほ銀行
代表者   : 取締役頭取 林 信秀
本社所在地 : 東京都千代田区大手町1-5-5
発足日   : 2013年7月1日
資本金   : 1兆4,040億円
従業員数  : 26,561人
事業概要  : 預金業務、貸出業務、商品有価証券売買業務、有価証券投資業務、内国為替業務、外国為替業務、社債受託および登録業務、附帯業務

※ みずほ銀行のホームページ
※ 取材日時 2015年11月

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