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RADIUS GUARD S 導入事例:株式会社日比谷花壇 様

株式会社日比谷花壇様ロゴ
iPadを駆使した対面提案型販売基盤の拡大に向け、ライセンス拡張が容易なRADIUS GUARDシリーズを継続採用

全国の店舗でブライダルを中心とした空間コーディネートを手掛ける日比谷花壇は、iPadを活用した対面提案型販売スタイルで提案力強化を実現。活用範囲を拡大した。しかし、既存の認証サーバーのライセンスが枯渇し、深刻なボトルネックに直面したため、RADIUS GUARD®シリーズを活用し、拡張性と利便性、パフォーマンス向上を同時に実現した。また、5年後の更新時にも再びRADIUS GUARD®シリーズを採用。同社がめざすスマートワークへのシフトに柔軟に対応しようとしている。

iPadを用いた対面提案型販売が好調で
導入当初の認証サーバーライセンスが枯渇

株式会社日比谷花壇(以下、日比谷花壇)は、1872年(明治5年)に庭園業として創業し、1950年に戦後復興の一環として日比谷公園内にフラワーショップを出店したのを機に事業を設立するなど、国内フラワービジネスの草分けとして140年以上の歴史を持つ老舗企業だ。一流ホテルへの出店や、重要な外交シーンの会場装飾など、事業領域の拡大と確固たるブランド力を育むことで、花がもたらす豊かな文化を創出し社会に貢献。現在は、年間売上高、年間婚礼件数、母の日ギフトの出荷件数などにおいて花き業界トップのビジネス規模を誇る。

同社は、北海道から沖縄までの全国エリアで、約200の店舗を展開。リテールショップのほか、ホテルや結婚式場などに出店し、ブライダルを中心とした空間コーディネートを手掛けている。2008年に全国の店舗と本社を結ぶ店舗網ネットワークを構築し、認証サーバーによる各店舗から本社のファイルサーバーを安全にアクセスできる基盤を作ることで、各店舗のスタッフは装花のデザイン・制作・提案をお客様のニーズに寄り添って実施し、本社ではそれぞれの事業の企画や営業活動で店舗の運営を支えている。それを可能にしたのが、会社支給iPadと業務用Wi-Fiを駆使した対面提案型販売スタイルだ。

iPadの目的は、1)画像や動画などのビジュアルを駆使した提案力の強化や、2)自社アプリ『ウエディング・スタイル・ナビ』を用いた装花イメージの具体化、3)プレゼン資料のテンプレート化による高水準で均一化した提案の実現などにあった。しかし、間もなく深刻なボトルネックに直面したと語るのは、日比谷花壇 デジタルトランスフォーメーション推進部 システムマネージメントチーム サブリーダー 福田 倍典氏だ。「当社では2011年ごろからiPadの導入を開始し、その成果が確認できたため順調にユーザー数を増やし、2013年時点で300台ほどに増加しましたが、当時利用していた認証サーバーがユーザー数の急増に対応できず、登録可能なライセンス数が上限に達してしまい、これ以上拡張できないことが問題となりました」

認証サーバーを買い換えて上位機種にスケールアップするか、他の認証サーバーへのリプレースを検討するか、福田氏は選択を迫られたという。そこで注目したのが、SCSKから提案されたRADIUS認証アプライアンスサーバー「RADIUS GUARD®」だった。

使い勝手のシンプルさと安価な価格設定
高度な技術サポート力の3要素で優位に

RADIUS GUARD®の優位性は大きく3つあったという。1つ目は拡張性の高さ。2013年の時点で必要としたアカウントは約2000。しかしRADIUS GUARD®は小さな筐体に多数のアカウントを管理可能な上に、追加導入のスケールアウトも容易なため、将来にわたりライセンスの枯渇を心配する必要はなかった。

2つ目は使い勝手のよさ。日比谷花壇は外部の保守会社と協力し端末の導入やその管理・運営を委託している。RADIUS GUARD®の設定メニューは非常にシンプルで分かりやすく、画面遷移が少ないので運用負担を軽減できるのが特徴。ユーザーの新規登録・更新・削除という煩雑な作業も無理なくおこなうことができ、端末情報を共有する保守会社の方ともミスなく連携がしやすくなると福田氏は感じたという。

3つ目は基本性能の高さ。他社製品と比較するにあたり、RADIUS GUARD®の評価機をSCSKから借り受け、実機検証をおこなって機種入れ替えの潜在的リスクを洗い出した。その際、予定したユーザー数の上限を想定した試験運用でも、パフォーマンスが落ちることもなく以前よりも高い信頼性であることが確認できた。また、2台並列で活用することで簡単にアクティブ/スタンバイの冗長構成を組むことができ、万が一障害が発生した場合でも、ネットワークの根幹となる認証機能をダウンさせず、堅牢に維持・運営できる点も、システム管理者として大きな安心感につながったという。

「当時も同等の機能を持つRADIUS認証サーバーはいくつか存在しました。しかし、使い勝手のシンプルさと、リーズナブルな価格設定、SCSKの高度な技術サポート力の3つが揃っていたことで、総合的にバランスの高いRADIUS GUARD®を採用するという結論になりました」と福田氏は振り返る。

RADIUS GUARD®の導入は2013年10月におこなわれた。旧認証サーバーとの入れ替えにあたってはSCSKの技術支援のもと実施し、従来機と並行運用期間を設け、慎重にデータの移行をおこなった。

それから5年。2018年までRADIUS GUARD®は完全にノートラブルで稼働を続け、日比谷花壇のネットワークアクセスを健全に維持・運営し続けた。同時に、日比谷花壇の情報システム環境も大きく変化していた。仮想化が大幅に進み、その流れに沿って既存のアプライアンス機器も可能な限り仮想基盤に集約していく方針となっていた。

日比谷花壇様 RADIUSイメージ
運用中トラブル皆無のRADIUS GUARD®
シリーズで継続することがほぼ決定

更新を迎えたRADIUS GUARD®に代わる次期RADIUS認証サーバーを検討するにあたり、検討を重ねた結果、最新機種の仮想化版である「RADIUS GUARD® S VA」の導入を内定した。

その判断について、福田氏は、「旧RADIUS GUARD®は運用負荷が低く、運用中にトラブルが全くなかったため、RADIUS GUARD®シリーズで継続することはほぼ決定事項でした。アプライアンス版の最新機に不安はありませんでしたが、機械である以上いつかは更新が必要となります。そのため、アプライアンス版と同じ機能を実現したRADIUS GUARD® S VAにリプレースした方が、使い勝手も変わらず従来通りの運用ができ更新の手間やコストも不要となると考え、決断しました」と話す。

2018年12月に、旧RADIUS GUARD®からRADIUS GUARD® S VAに無事切り替えがおこなわれ、再びRADIUS GUARD®シリーズによる運用がスタートした。

iPadは現在、全社で500台ほどに増えているほか、コンテンツの内容や見せ方も大きく変わり、会社が貸与するPCやスマホなども全て認証登録をおこなっている。しかし、RADIUS GUARD® S VAにリプレースするにあたり、当面ライセンス数は1万を確保しているため全く問題はないという。

また、福田氏は「社員の働き方改革や多様化する雇用形態への柔軟な対応に向け、ライセンスの確保は重要なポイントでした」と指摘する。例えば、日比谷花壇社内のコミュニケーションについては、ビジネス版LINEの「LINE WORKS」を導入するなど、業務がスマートデバイス中心の運用に変わりつつある中で、業務用スマホやタブレットを社員全員に配布することは効率的ではなく、社員もそれは望まない。そのため、個人所有のスマホを業務で使用を許可するBYODを少しずつ推進しながら、業務用Wi-Fi以外のフリーWi-Fiの導入も全店舗と本社で進めつつあるという。

「その面でもRADIUS GUARD® S VAは非常に貢献しており、社員の使っている端末が会社支給の端末か、個人所有の端末かをMac認証で明確に区別できるため、フリーWi-Fiも安心して導入できるようになりました」と福田氏は評価する。

とはいえ、RADIUS GUARD® S VAの運用は始まったばかり。今後、日比谷花壇では、IPアドレス配布や統合管理をおこなうDHCPサーバー機能の活用や、証明書(CA)の申請・発行・失効管理機能を活用してセキュリティの厳格化や運用の質を高めていく計画だと福田氏はいう。

常にお客様のニーズの半歩先を見つめ、人生に感動と彩りを添えることを最大の使命と考える日比谷花壇が、今後RADIUS GUARD® S VAを基盤とした取り組みにどのようなアレンジメントを演出するのか注目される。

お話いただいた方

株式会社日比谷花壇 デジタルトランスフォーメーション推進部 システムマネージメントチーム サブリーダー 福田 倍典 氏

ユーザープロフィール

株式会社日比谷花壇 ロゴ

株式会社日比谷花壇 様

1872年に庭園業で創業。1950年に日比谷公園店を出店し、株式会社日比谷花壇を設立。「花とみどりを通じて、真に豊かな社会づくりに貢献する。」を企業理念とし、ウエディング事業、ショップ事業、お葬式事業、EC事業、法人事業、官民連携事業などを基軸に、多彩な事業モデルを展開。

本社所在地:〒106-8587 東京都港区南麻布1-6-30
店舗数:全国約200店舗
設立:1950年
従業員数:1,285名
(2019年3月現在、一部関連会社出向者含む)
売上高:228億円
(2018年9月決算、関連企業含まず)

URL : https://www.hibiya.co.jp/新規ウィンドウ

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