Red Hat Build of Apache Camel/Fuse

データ連携

Red Hat Build of Apache Camel/Fuseによる
迅速で柔軟な統合ソリューション

Apache Camel/Fuseは、300以上のコンポーネントを備えた強力なオープンソースの統合フレームワークです。多様なシステムやクラウドサービス（Salesforce、AWS、Azure、GCPなど）への接続を容易にし、ローコードでのシステム連携を可能にします。XML、CSV、YAML、HTTPなどの幅広いデータ形式やプロトコルに対応し、エンタープライズ統合パターン（EIP）を利用して、インテグレーションの柔軟な設計と開発をサポートします。Java、XML、YAMLでの簡潔な記述が可能で、QuarkusやSpring Boot、アプリケーションサーバ、サーバレス環境など軽量なランタイムで動作します。

Apache Camel/Fuseの活用シーン

システム間連携

ファイル連携やAPI連携、メッセージングなどによる社内システム間のデータ連携やクラウドサービスとの連携をローコードで実現します。

Backends For Frontends

Backends For Frontends （BFF）として、バックエンドのシステムをフロントエンド向けに加工するAPIの効率的な開発が可能です。（APIの集約、ルーティング、データ変換など）

モダナイゼーション

既存システムと新システムとの間に変換を行うレイヤーを取り入れ、API連携の促進により、マイクロサービスベースの新しいアーキテクチャへの段階的な移行を実現します。

Internet of Things

さまざまなプロトコルに対応し、IoTデバイスからのデータを収集・加工し、ターゲットシステムにデータを格納します。

導入メリット

開発生産性の向上

バリデーション、データ付加・変換、ルーティング、例外処理など、アプリケーションやシステムの連携でよく使用される実践的なパターンが実装されており、パターンを活用することで開発生産性が向上します。

テストのし易さ

テストのしやすさ

テストを実施しやすくするための機能（ProducerTemplateやMockなど）があり、ほとんどのインテグレーションテストをJUnitで記述することができるため、連携機能のテストを簡単に実現可能です。

メンテナンス性の向上

連携パターンを活用し、連携方式を標準化していくことで、システムの見通しが良くなり、メンテナンス性が向上します。

マイクロサービス化とAPI連携の促進

マイクロサービス化と
API連携の促進

モノリシックなアプリケーションからインテグレーションの部分を分離し、共通基盤化することでレイヤーアーキテクチャを実現し、マイクロサービス化とAPI連携を促進することが可能です。

レッドハットによるサポート

レッドハットによる
サポート

Red Hat Enterprise Linuxからミドルウェアまで一貫したサポートを提供します。

インテグレーションの進化に対応した連携基盤

システム依存や集中型の連携から、より軽量でオープンなインテグレーション方式にアーキテクチャが進化しています。

Point to Point (P2P)

Point to Point （P2P）

社内のシステムやアプリケーション、そして社外のサービスを直接接続しています。

Enterprise Service Bus

疎結合なサービス間連携を実現するために、集中的なバスを配置しています。

Microservices

サービスは細かい粒度で分散配置され、リリース頻度を上げることができ、よりアジャイルで柔軟なデプロイが可能です。

Serverless

ゼロにスケールダウンが可能。リソース使用率の最適化。非効率なワークロードの予測を回避します。

Red Hat Build of Apache Camelの構成例

Red Hat build of Apache Camelの構成例

クラウドネイティブなアプリケーション構築をご検討の方は
Red Hat Application Foundationsがおすすめ

Red Hat Build of Apache CamelはRed Hat Application Foundationsに同梱されております。クラウドネイティブなアプリケーション構築をご検討されているお客様はご要件により、Red Hat Application Foundationsの採用をおすすめいたします。