SASEの構成要素を解説④
「ZTNA(Zero Trust Network Access)」

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    このコラムでは、「ZTNAとは何か?」と「ZTNAの主な 機能」、「ZTNA導入がもたらすメリット」をご紹介していきます。


                        

    目次

    1. ZTNAとは?
    2. ZTNAの主な機能を解説
    3. ZTNAの導入がもたらすメリット
    4. 今後の展望
    5. まとめ


    ZTNAとは?


      

    企業において、サイバー攻撃の影響は年々増加し、

    その被害も深刻化しています。具体的には、企業機密の流出や顧客情報の漏洩、業務停止による莫大な経済的損失などが挙げられます。

     

    ZTNA(Zero Trust Network Access)は、これらの脅威から企業の情報資産を保護するための技術です。 従来のセキュリティアプローチでは「社内ネットワークに一度入れば安全」とされていました。しかし、ZTNAはこの概念を根本から見直し、

    「誰も信用しない」という理念に基づいて、すべてのアクセスを詳細に検証し、安全性を確保します。 従来のネットワークとZTNAの比較が以下の図 になります。 


    ZTNAの図 図1. ZTNA 比較

     

     


     

    ZTNAの主な機能を解説



    ZTNAの主な機能を3つご紹介します。

    ①継続的な認証
     単なるパスワード認証だけでなく、デバイスの種類や位置情報、使用時間など様々な要素を考慮し、継続的にユーザーの身元を確認します。これは、不正アクセスの防止にとても有効です。

    ②最小権限アクセス
     ユーザーが業務で必要最低限の権限のみを持つことを保証し、これによって重要なデータへの不正アクセスのリスクを削減します。 

    ③マイクロセグメンテーション
    ネットワークを細かく区切り、それぞれのセグメントへのアクセスを厳密に管理します。これにより、万が一セキュリティ侵害が起きた場合にも被害を局限化することができます。


    ZTNA導入がもたらすメリット



    ZTNA(Secure Web Gateway)を導入することにより、企業や組織は多くのメリットを享受することができます。以下は、ZTNA導入の主なメリットです。

    ZTNAを導入することで、企業は以下のメリットを得られます。 • セキュリティの強化: 全ての接続を疑うことで、内部からの脅威や外部からの攻撃に対する防御を強化できます。これにより、企業の機密情報が漏洩するリスクを大幅に低減します。 • リモートワークの安全な環境構築: 昨今のリモートワークの潮流において、ZTNAは社員が安全に企業のシステムにアクセスする方法を提供します。これにより、どこからでも安心して業務が可能となります。 

    ①セキュリティの強化
     全ての接続を疑うことで、内部からの脅威や外部からの攻撃に対する防御を強化できます。これにより、企業の機密情報が漏洩するリスクを大幅に低減します。

    ②リモートワークの安全な環境構築
     昨今のリモートワークの潮流において、ZTNAは社員が安全に企業のシステムにアクセスする方法を提供します。これにより、どこからでも安心して業務が可能となります。       



    今後の展望



    ZTNAの需要は、リモートワークの普及やIoTデバイスの増加に伴い、より高まっています。
    特に、多様なデバイスからのアクセスが日常化する中で、ZTNAの役割はより重要になっています。さらに、AIや機械学習の進化により、ZTNAを利用した高度な脅威検知や防御が実現されつつあります。このような技術の進化により、企業はより強固で柔軟なセキュリティ戦略を構築することが期待されています。



    まとめ



    ZTNAは、企業がクラウドサービスを活用する際に、重要なセキュリティ対策として注目されています。これによって、企業は安全なリモートアクセス環境を構築し、より堅牢な情報保護を実現できます。 SCSKグループでは、さまざまなSASEソリューションを提供しており、お客様に最適なソリューションをご提案しています。導入のご検討やご興味がございましたら、ぜひ下記のリンクから、各ソリューションの詳細をご確認ください!



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