マルチクラウド環境構築と課題、その克服
マルチクラウドは複数のクラウドサービスを組み合わせて利用する手法で、特定のクラウドベンダーに依存しないメリットが…
※SCNX (エスシーネックス、SCSK Cloud netXchange):複数のパブリッククラウドサービスと閉域接続できるマルチクラウド接続サービス。
基幹システムのあるAWSとデータベースが有るOCI間の通信遅延(レイテンシー)が課題。原因はAWSとOCIのクラウドPoP間のNW距離が長く、経路も複雑化していることに起因。
一度に転送できるフレームサイズは通常のネットワークでは最大1518バイトに制限されているため、大容量のデータ転送を伴う夜間バッチ処理においてスループットの低下が発生し遅延の一端に。
NaaSからSCNXへ変更することで、AWSとOCIを同一拠点内(SCSK印西キャンパス)で利用可能となり、マルチクラウド間のレイテンシーを大幅に短縮
SCNXによる最大9000バイトのフレームサイズデータ転送の実現
※ジャンボフレーム:イーサネットにおける一度のデータ転送単位(フレーム)サイズを大きくし、通信効率を向上させる機能。この機能に対応するマルチクラウド接続サービスはSCNXのみ(当社調べ)