用語解説「ネットワークの可視化」
ネットワークはビジネスにとって不可欠なものですがその複雑な状態を把握することは簡単ではありません。ネットワークの可視化は、自社のネットワーク環境の状態をすべて見える化し把握できる状態にすることです。
どういったものを可視化するか
自社のネットワークを運用していくうえで、可視化しなければならない情報は、サーバーやネットワーク機器のRAMやCPUなどハードウェア使用率・死活監視、トラフィック量、アプリケーションの応答性能など多岐にわたります。
可視化の方式は、サーバーやネットワーク機器の情報を収集する、エンドポイントにエージェントをインストールする、実際の通信をキャプチャするなどが挙げられます。
それぞれの可視化方式は一長一短で、何か一つがあれば大丈夫というものではありません。
ネットワークの可視化をすべき理由
ネットワークの可視化を行うことで次の3つのポイントを対応することができます。
- 全体の把握による全体最適が可能
- 障害を未然に防ぐ
- 障害発生時の迅速な対応
部分的に把握するのではなく、一覧化してネットワークの可視化ができることで企業やビジネスのネットワーク全体像が把握できるようになります。すると、日々変化するトラフィックや状態を見て、現在の構成やスペックが適切なのかがわかるようになります。
また、可視化により異常を早期に把握することができるため、障害になりそうな火種をあらかじめ防ぐことができ、万が一障害が発生した際にも原因の特定と対応がやりやすくなるために有効です。
ネットワークの可視化を実現するために
複数の可視化方式の中で、自社のネットワークに必要な方式を選択する必要があります。例えば、パケットキャプチャ方式の「NetScout nGenius」では、ネットワーク上に流れるデータのキャプチャ、リアルタイム解析、アプリケーションのレスポンスタイム、エラーコード、トラフィック量、マイクロバースト、音声品質の把握と、状態や傾向をアラームにて監視を行い、それらを一覧化して可視化することが可能です。
詳細はこちらのページをご覧ください。
NetScout nGenius