コラム-4

AI本格普及期の高度なワークロードを支えるブロックストレージ

AI本格普及期の高度なワークロードを支えるブロックストレージ

クラウドコンピューティングや仮想化がITインフラのデファクトになった現在、データ管理のための非常に効率的で拡張性の高いブロックストレージは、パフォーマンスが重視される仮想マシン、データベース、クラウドネイティブアプリケーションなどに広く利用されています。また、ブロックストレージ技術はAWSやMicrosoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)などのパブリッククラウドサービス基盤、VMwareやKVMなどの仮想化環境において、データに効率良くアクセスしたり管理したりすることを可能にする主要テクノロジーでもあります。今回は、DXや生成AIの活用が急速に進む中で重要視されているブロックストレージのメリットと、NetAppの最新オールフラッシュSANストレージの概要をご紹介します。

コラム-3

AI開発に必要なストレージ基盤とは

製造業のランサムウェア対策

今、世界では2000年代中盤以降に始まった第三次AI(Artificial Intelligence:人工知能)ブームが成熟期を迎えようとしています。その筆頭がOpenAIの「ChatGPT」やGoogleの「PaLM」などの生成AIあるいは会話型AIの成功です。これらはLLM(Large Language Model;大規模言語モデル)という深層学習モデルを利用した最新のAIで、その有効性が大きな話題となったことから、実践的なPoC(概念実証)や製品・サービスへのAI実装が急速に進んでいます。例えば、製造業での需要予測による生産計画や在庫の適正化、気象情報を活用した農作物の収穫予測、金融機関での融資業務の効率化や返済リスクの可視化などに活用されはじめています。AIの有効性が立証されたことで、今後企業においてはAIを活用した洞察的な意思決定や競争優位性向上のためのAI開発が早急に求められるようになってきました。今回は、AI開発に必要なプラットフォーム(開発基盤)構築における課題と、これまで困難だったAI開発に最適なソリューションについてご紹介します。

コラム-2

柔軟かつ安全なクラウド型オブジェクトストレージ

柔軟かつ安全なクラウド型オブジェクトストレージ

現在のビジネスは働き方改革やコロナ禍もあって、自社オフィスだけでなく在宅やサテライトオフィスなど、さまざまな拠点で行われています。ビジネスアプリケーションについても、社内データセンター内だけでなくクラウド上に展開されるサービスも使われるようになっています。このような分散した環境でのデータの在り方を考えた場合、従来からのオンプレミスのファイルサーバでは、効率よくかつ効果的にデータを利活用することが難しくなってきていないでしょうか。そこであらためて注目したいのが、クラウドを利用したデータの保管・管理です。ここではデータ管理をより柔軟に高い耐久性のもとで行える、クラウド・オブジェクトストレージのメリットと、そのメリットを利用したクラウドファイルシステムについてお話しします。

コラム-1

製造業のランサムウェア対策

製造業のランサムウェア対策

企業が管理するファイルサーバやデータベースに保存しているファイルを勝手に暗号化し、暗号化解除と引き換えに金銭を要求するサイバー攻撃が、「ランサムウェア(ransom=身代金)」と呼ばれる攻撃方法の一つです。 ファイルが暗号化されてしまうと、ファイルの参照や編集が不可能になります。このランサムウェアによって重要なファイルが暗号化され、多額の身代金を支払ったり、事業停止を余儀なくされたり、大きな損失を被る企業が相次いでいます。当コラムでは、ランサムウェア被害の現状と、ランサムウェアの暗号化脅威から自社データを護る方法を考えてみたいと思います。