技術コラム

HOME 技術コラム アダプタ・外部サービス連携 SAP S/4HANAとのOData連携をノーコードで!ASTERIA Warp + SCSK製ODataアダプター

SAP S/4HANAとのOData連携をノーコードで!ASTERIA Warp + SCSK製ODataアダプター

投稿日
2026.10.22
カテゴリー
アダプタ・外部サービス連携

ASTERIA Warpにはシステム間の連携を容易にするための様々なアダプターがあります。
今回は、SAP S/4HANAで利用されるOData連携に対応した、SCSK製ODataアダプターをご紹介します!
SAP S/4HANAと周辺システムを、ASTERIA Warpのフローからノーコードでつなぐためのアダプターです。

アダプターの有用性については以前ご紹介した記事があるので、そちらも合わせてご覧ください!

SAP S/4HANAとのデータ連携で、このような課題はありませんか?

①SAP S/4HANAと周辺システム間のデータ連携を手作業で実施

SAP S/4HANAから販売管理システム・分析基盤へ、あるいは周辺システムからSAP S/4HANAへ。システム間のデータをCSVなどで手作業連携しているケースは少なくありません。
手動連携は作業負荷がかかるだけでなく、対象システムや連携頻度が増えるほど、入力漏れ・転記ミス・二重登録などのリスクも高まります。

また、データをまとめて受け渡す運用では、最新情報が連携先へ反映されるまでに時間差が生じ、タイムリーなデータ活用が難しくなる場合があります。

②OData APIを利用した連携プログラムの開発・運用に苦戦

SAP S/4HANAでは、OData APIを利用して周辺システムとのデータ連携を実現するケースが増えています。
しかし、SAP S/4HANAからデータを取得し、必要な形式へ変換した上で周辺システムへ連携する仕組みをスクラッチ開発で実現しようとすると、OData APIやJSON形式の理解、認証設定、プログラミング言語の習得など、専門的な知識が必要となります。
また、要件に応じたプログラムの設計・開発には多くの時間を要するため、システム連携の実現までの期間が長期化し、ビジネススピードの低下を招く可能性があります。
さらに、開発したプログラムに不具合が発生した場合は、ソースコードから原因箇所を特定し、修正やテストを行う必要があります。そのため、システム稼働後の運用保守にも継続的な工数が発生します。
このように、SAP S/4HANAと周辺システムとの自動連携を実現したいと考えていても、開発・保守に必要なコストや専門知識の高さから、自動化を断念してしまうケースも少なくありません。

そんな課題を、ASTERIA WarpとSCSK製ODataアダプターで解決します!

ASTERIA Warp×ODataアダプターで解決!

ASTERIA Warpは、アイコンを配置して処理の流れを作成できるノーコードのデータ連携ツールです。ODataアダプターを利用することで、SAP S/4HANAとのOData連携もフローとして実装できます。
データの取得・登録・更新・削除に加え、項目のマッピング、形式変換、条件分岐、ファイル出力などの処理を一つのフローにまとめられます。
連携処理を可視化できるため、個別プログラムと比べて処理内容を把握しやすく、仕様変更や運用保守にも対応しやすくなります。

また、ASTERIA WarpではkintoneやSalesforceなどのSaaS製品に接続するためのアダプターも多数用意されています。
ODataアダプターと各種アダプターを組み合わせることで、SAP S/4HANAのデータを周辺システムやデータ活用基盤へ連携できます。

ASTERIA Warpの接続先例についても以前ご紹介した記事があるので、そちらも合わせてご覧ください!

ここからは、ODataアダプターで利用できる機能をご紹介します!

GET:SAP S/4HANAからデータを取得

GETコンポーネントを使用して、SAP S/4HANAのODataサービスからデータを取得します。

取得したデータはJSON形式で出力され、ASTERIA Warp上で必要な項目の抽出や形式変換を行ったうえで、CSVファイルやデータベース、クラウドサービスなどへ連携できます。

SAP S/4HANAデータ取得フロー

POST:Deep Insertで親子データを一括登録

POSTコンポーネントはDeep Insertに対応しており、親データと関連する子データを階層構造のJSONとしてSAP S/4HANAへ一括登録できます。
複数のデータを個別に登録する必要がないため、登録処理の簡素化と効率化が可能です。

Deep Insertで親子データを一括登録

GET:$expandで親子データを一括取得

GETコンポーネントの$expandオプションを使用することで、SAP S/4HANAの親データと、それに関連する複数の子データを一度のリクエストでまとめて取得できます。

取得したデータは、親子関係を保持した階層構造のJSONとして扱えるため、関連データを個別に取得して結合する処理を簡略化できます。

GET:$expandで親子データを一括取得

OData連携を支援する機能

ここまでご紹介した機能に加え、SCSK製ODataアダプターでは、連携処理の開発・設定に必要な以下の処理をアダプター側で自動化できます。

  • PUT/PATCH/DELETE処理時のETagヘッダーの付与
  • ODataサービスで「$top」と「$skip」が利用できる場合、GET処理のページング
  • メタデータの読み込みによるコンポーネントおよびストリーム情報の設定
  • 更新系処理に必要なCookie/CSRFトークンを自動で取得・付与

これらの機能により、RESTコンポーネントで実装する場合と比べて、連携に必要な処理を個別に実装・設定する負担を軽減できます。

※階層構造のデータを取り扱う場合は、ストリーム情報の一部を手動で設定する必要があります。

おわりに

今回は、SAP S/4HANAとのOData連携を実現する「ODataアダプター」をご紹介しました。
ASTERIA WarpとODataアダプターを組み合わせることで、SAP S/4HANAからのデータ取得や登録・更新・削除を、ノーコードで効率的に実装できます。
また、Deep Insertや$expandオプションを利用した階層データの連携にも対応しています。
さらに、ETagヘッダーの付与やページング、メタデータの読み込み、Cookie/CSRFトークンの取得・付与など、連携に必要な処理をアダプター側で自動化することで、開発や設定にかかる負担を軽減できます。
ASTERIA WarpやODataアダプターに少しでもご興味をお持ちいただけましたら、ぜひSCSKまでお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

ASTERIA Warpに関する詳細情報、導入のご相談、各種資料請求はこちらから承ります。

お問い合わせ 資料請求 見積/提案依頼