第1回 Zabbixとは (3/4)

技術特集

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3)何ができるのか?

Zabbixのエージェントを監視対象にインストールすれば、 主に以下のような項目を監視することができます。

  • プロセスやサービスの稼動状態
  • CPUの負荷状況
  • メモリの使用量
  • スワップの発生状況
  • ハードディスクの読み書き量や空き容量
  • ネットワーク通信量
  • ログに出力されたエラーや警告

これら以外にも、スクリプトを実行してその結果を監視することもできますので、数値や文字列にできるものであれば、多くのものを監視することができます。

Zabbixのエージェントを利用しない場合は、SNMP で値を取得したり、Telnet SSH で接続して値を取得して監視することもできます。

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また、障害を検知した際には、メールを送ることももちろんできますが、それ以外にもスクリプトを実行することができますので、パトランプを鳴らしたり、独自の通知方法で通知したり、特定のコマンドを実行してサーバを再起動させたりというようなことも実現できます。
監視可能なOSや機器としては、現在多く利用されているLinuxやUNIX系OS、Windowsに対応していますし、ネットワーク機器であればSNMP に対応していますので、ほとんどのサーバやネットワーク機器を監視できるといってよい でしょう。

ただし、Zabbixサーバは、LinuxもしくはUNIX系OS上でしか稼働できません。
Windows Server上ではZabbixサーバを正常に稼働させることができませんので、 監視用にLinuxもしくはUNIX系OSのサーバを1台用意してください。