第1回 Zabbixとは (2/4)

技術特集

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2)どんなツールか?

Zabbixというのは、ラトビアにあるZabbix SIAという会社が開発している、OSSの統合監視ツールです。

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世の中には様々なOSSの監視ツールがありますが、ソフトウェアによっては、

  • 値を取得するソフトウェア
  • 閾値を設定して閾値を超えたときにメールなどで通知するソフトウェア
  • 取得してきた値をグラフで描画する視覚化のためのソフトウェア

など、複数のソフトウェアを組み合わせることが必要なものがあります。

知識のある人がいれば、それらを組み合わせて構築することもできなくはないのですが、細かなバージョンの組み合わせや設定の問題が発生したときに、問題を切り分けて対応できるだけのスキルが必要になります。

Zabbixであれば、これらの機能を1つのソフトウェアで、実現することができます。
一例として、CPUのロードアベレージに対して、以下のようなグラフを生成することができます。ロードアベレージとは、UNIX系OSで主に利用されるCPU負荷状況の指標の一つです。この数値が上昇するということは、CPUで処理しきれていない処理が溜まっている状態が発生していることを示します。この数値がある程度以上に上昇していると、処理のレスポンスが低下するなどの現象が発生します。

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厳密に言えば、Zabbixを稼働させるためには、Zabbixのサーバ側にDBサーバやWebサーバも必要です。
とはいえ、代表的なLinuxのディストリビューションを利用していれば、それらのディストリビューションに含まれるDBサーバ、Webサーバをそのまま利用することができるので、導入するために必要となる知識としては、標準的なパッケージの導入と簡単な設定のみです。