メインフレームを利用しているお客様のITインフラストラクチャーの将来構想策定から提供、設計、構築、モダナイゼーション、運用管理まで、ワンストップでシームレスに支援し、メインフレーム・トランスフォーメーションを実現するサービス
サービス概要
多くの企業でデジタル変革が加速し、企業のIT環境には、データやAIを活用した新たなデジタル技術の活用や社内外の幅広い関係先との連携など、オープンでハイブリッドな環境へトランスフォーメーションしていくことが求められています。
そのため企業では、メインフレームをはじめ自社で所有・管理しているシステムに加え、クラウドやエッジ、IoT機器など、多様なシステムが緊密に連携する新しいIT基盤の構想策定やそうしたシステムの実装が課題となっています。
SCSKでは、これらの課題に対しお客様のシステムの分析を行います。中長期的なメインフレームの利用の指針を検討した上で、アプローチ別にお客様の要望に合わせたオーダーメイドでのサービスを提供いたします。
MF+が提供するモダナイゼーション
【アプローチ①】インフラ環境のモダナイゼーション
SCSKでは、今後お客様がシステム全体のモダナイゼーションを推進されていく為に必要な数多くのサービスを提供しております。
国内最高クラスの拡張性を有するSCSKのデータセンターをご利用頂くことにより、事業継続を確実なものとする堅牢なファシリティと、最新のテクノロジーを活用した万全なセキュリティの下、お客様のメインフレーム資産をお守りいたします。
ハウジングサービス
- netXDC(ネットエックス ディーシー)は、SCSKのデータセンター関連サービスのブランド名称です。1988年よりサービス提供を開始し、全国7拠点へ拡大、総床面積は約95,000㎡以上。接続性と利便性を有するデータセンターへと成長を続けています。
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メインフレームのセンター移転に際しては、以下のサービスをご提供しております。
- センター移転計画策定支援
- センター間データ移行支援
ホスティングサービス
ホスティングサービスにより、安定的なシステム維持管理と技術者シェア(脱属人化)による効率化を実現します。
リホストサービス
現在、国産メインフレームをご利用されているお客様においては、メインフレーム上に資産を残したままの状態で今後モダナイゼーションを推進していく手段が限られております。
今後も長期にわたりメインフレームをご利用される場合、SCSKがIBM Zへの移行をご支援いたします。
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メインフレーム環境における構築サービス
- -OS、ミドルウェア(z/OS*1、CICS*2、Db2*3、IMS*4、MQ*5等)、メインフレーム基盤設計・導入・カスタマイズ・移行支援
- -セキュリティ環境構築(RACF*6)
- -ネットワーク環境構築(TCP/IP、SNA*7、クロスドメイン、OSA*8、VTAM等)
- -連携基盤構築(MQ)の実現
- -源配分の最適化(ワークロード・マネージャー(WLM*9))
- -ストレージ管理(DFSMSdfp、DFSMSdss、DFSMShsm、DFSMSrmm)*10
- -並列シスプレックス化*11
*1:IBM z/OS *2:IBM CICS Transaction Server for z/OS *3:IBM Db2 Database *4:IBM Information Management System(IMS™) *5:IBM MQ *6:IBM Resource Access Control Facility (RACF) for z/OS *7:Systems Network Architecture (SNA) *8:Open Systems Adapter *9:z/OS Workload Manager (WLM) *10:Data Facility Storage Management Subsystem *11:IBM Parallel Sysplex
【アプローチ②】アプリケーションのモダナイゼーション
全てのメインフレーム資産をクラウド、オープン環境へ移植することが必ずしもお客様にとって望ましいとは限りません。
当サービスでは、現行アーキテクト特性を踏まえて、お客様にとって最適なシステム環境となるようクラウド、オープン環境との併用をご支援いたします。
メインフレーム資産の棚卸、および分析をご支援
クラウド環境との併用、ハイブリット環境構築をご支援
- ◆リプラットフォーム:メインフレームの機能と互換性を重視
メインフレームのリソースをサーバー上で稼働させ、アプリケーションのソースコードを大きく変更することなくクラウドへ移行します - ◆リファクタリング:新しい言語へ変換しモダナイゼーションを加速
アプリケーションのソースコードを新しい言語へ変換し、クラウドへ移行します
【アプローチ③】メインフレーム資産の有効活用
メインフレームを継続的にご利用されるお客様に向けては、メインフレームのままモダナイゼーションをご支援いたします。
お客様が永年にわたり守り続けてこられたメインフレーム上の資産を、更に有効活用可能なサービスをご提供いたします。
IBM社はこの10年でIBM Z に対して5,000億円を超える研究開発投資を行っており、その姿勢は今後も変わることはありません。
SCSKはこの唯一無二のIBM Z をベースに、引き続きお客様のビジネスを支えてまいります。
機能拡張(API連携/データ利活用)
IBM Data Virtualization Manager for z/OS(DVM)は、IBM Zへのあらゆるデータの取り込みを可能にするデータ仮想化テクノロジーであり、z/OS データを他のソースのデータと共にリアルタイムで仮想化してデータ分析やデータ利活用に有益な情報を提供します。
クラウド基盤やOPEN系基盤に向けて、APIのデータ連携やデータ利活用などの機能拡張の支援を行いメインフレーム自体も進化しながら、お客様の事業を支えてまいります。
運用のモダナイゼーション
従来プラットフォーム毎に運用管理オペレーションを行っている部分について、自動化ツール等を用いた運用の自動化・一元管理化を図ることにより運用業務の効率化へ繋げてまいります。
「MF+」によりお客様のメインフレーム・トランスフォーメーションを共に推進する役割を担っていきます。
メインフレーム基盤の最適化、ハイブリッドクラウド環境へのシームレスな統合を進め、お客様のDXを戦略的に実現していくために優れた信頼性とセキュリティーを提供する「IBM Z」の潜在能力を引き出します。
お客様のビジネスを支えるメインフレーム上のアプリケーションとデータの価値を最大限に活かし、より高い投資対効果の実現、お客様ビジネスのさらなる加速を推進していきます。
事例のご紹介
当社のメインフレームに関する各種ノウハウと、トランスウェア株式会社、BASE100, S.A.のCaravel® Analysis®を活用し、メインフレーム上の資産分析を実施
MF+動画のご紹介
関連ソリューション
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