Sysdig Monitorは、コンテナやホストのメトリクスに加え、任意のExporterからメトリクスを収集し、柔軟なモニタリングを実現できます。本記事では、Node Exporterから取得したメトリクスをSysdig Monitorで表示する方法を解説します。
Sysdig agentには軽量Prometheusサーバーが組み込まれており、prometheus.yamlで設定することで、様々なExporterからメトリクスをスクレイピングできます。
手順
Node Exporterコンテナの起動: DockerでNode Exporterを起動し、ホストのメトリクスを公開。
スクレイピング設定: prometheus.yamlにNode Exporterのエンドポイント(localhost:9100)を指定。
Sysdig agentコンテナの起動: prometheus.yamlをマウントしてSysdig agentを起動。アクセスキー、コレクターURL、その他必要な設定を環境変数で指定。
メトリクス確認: Sysdig MonitorのExplore画面で、nodeから始まるメトリクスが表示されていることを確認。
ログ確認: Sysdig agentのログで、Node Exporterからのメトリクスがスクレイピングされていることを確認。
これで、Node Exporterから取得したメトリクスをSysdig Monitorで監視できるようになります。Sysdig MonitorはPrometheusとの互換性があり、prometheus.yamlの設定やPromQLの実行も可能です。
本記事ではNode Exporterを例に紹介しましたが、他のExporterも同様に連携できます。Sysdig Monitorの柔軟なメトリクス収集機能を活用することで、多様なモニタリングニーズに対応できます。