2023年2月、沖縄アリーナで開催されたTリーグ最終戦にて、SCSKはWeb3技術を活用した「NFTスタンプラリー」を実施しました。このスタンプラリーは、ホームゲームの賑わいをさらに高めるため、隣接する物産展や屋外フードイベントと連携して、枚数限定の選手カードを来場者に配布。来場者が選手カードの裏面に印刷された二次元バーコードを読み取ることで、誰でも簡単にNFT(非代替性トークン)を獲得できる仕組みを構築し、スポーツ×デジタルの新しい体験価値を提供しました。
NFTスタンプラリーは、選手カードをコレクションする楽しさに加え、すべてのNFTを集めた方への特典として、沖縄の歴史的観光資源である「首里城」への入場券をプレゼントし、デジタルアイテムの収集意欲が、実際の地域回遊や文化体験へとつながる仕掛けとなりました。
その結果、試合当日の来場者のうち1,000名以上が「NFTスタンプラリー」に参加し、その30%が全会場を巡ってスタンプラリーをコンプリートするという成果を収めました。Web3技術がリアルイベントでの行動変容を促す好例となりました。
本取り組みは、スポーツ観戦のワクワク感と最先端デジタル技術を融合し、ファンの皆さまに“新しい楽しみ方”を提案するものです。また、NFTを地域資源と結びつけることで、地域経済や文化振興にも貢献しています。