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コラム:ヤマハで社内LANを構築・運用してみよう!
第3回 ヤマハ ルーター・スイッチ使い所
フリーランス インフラエンジニア 津村氏 寄稿

ネットワークを運用する上で、どの機種でも悩ましいのが「それぞれの機種の使い所」、および「自社の状況にマッチするか」の2点だと思います。
ネットワークの保守運用を専任の担当者、ないし協力会社にお願いしている会社様は少なく、知らずにオーバースペックの機器を導入してしまい、後になって保守費や運用コストに悩まされる場合も少なくないようです。

今回は、自社内で兼任のエンジニアが運用を行うといった視点で、「管理の日本語化」および「設定の容易さ」について掘り下げてみようと思います。

特に、ヤマハ ルーターやスイッチではエンタープライズクラスの機器にしては珍しく日本語によるヘルプが標準で用意されており、またRTX1210よりコンソールの出力にUTF-8が追加された事から、MacOSXやLinuxといった環境からも容易に運用管理する事が出来るようになりました。
この為、近年Macintoshの導入が進んでいる職場などでも容易に導入が可能になっています。

1. ヤマハ ルーター RTX1210の場合
図:ヤマハ ルーター RTX1210

ヤマハ ルーターにおけるシリアルコンソールの日本語対応は古くから対応されていましたが、従来シリアルコンソールで対応する文字コードは「Shift-JIS」および「EUC-JP」のみであり、Tera Termといった一部ターミナルソフト以外では「ascii」(英語)を使用するしかありませんでした。
しかし、RTX1210より「ja.utf8」が追加され、これによりMacOSXやLinuxといった非Windows端末でも容易にCLIによる日本語での管理が出来るようになりました。

# console character ?
    入力形式: console character 文字コード
               文字コード = 'en.ascii', 'ja.sjis', 'ja.euc' or 'ja.utf8'
      説明: 出力文字コードを選択します
デフォルト値: ja.sjis
2. ヤマハ スイッチ SWX2200シリーズの場合

SWX2200シリーズは、所謂「ゼロコンフィギュレーションモデル」であり、管理はRTX1200/1210もしくは、後述するSWX2300シリーズよりL2MSプロトコルにより行われます。
よって、機器自身では管理画面やIPアドレスは持たず、設定画面の言語は管理する機器の設定に依存します。
設定のポイントとして、タグVLANを使用する場合、上流スイッチへのポートをハイブリッドポート、アクセスVLAN IDを1とする事で、L2MSが上手く通るようになります。

図:ヤマハ スイッチ SWX2200シリーズ
【実際に投入されるConfigの例】(RTX1210の場合)
switch select 00:a0:de:xx:xx:xx
switch control function set vlan-id 101 100
switch control function set vlan-port-mode 8 hybrid
switch control function set vlan-trunk 8 101 join
3. ヤマハ スイッチ SWX2300シリーズの場合

ヤマハ スイッチ SWX2300シリーズは、L2MSによる連携の他、自律的な管理やL2MSコントローラーにもなる事が出来る、インテリジェントスイッチです。
SWX2300シリーズではコマンドラインはCiscoライクであり、日本語化されておりません。一部の設定についてはWebインターフェースやL2MSプロトコルにより連携が可能です。

図:ヤマハ スイッチ SWX2300シリーズ
【SWX2300 管理画面スクリーンショット】
4. おわりに

日本語による一元管理なら、迷わずRTX1210 + SWX2200。
Ciscoライクなコマンドで操作するのならば、SWX2300。

さて、ここまで来て「敷居高そうだな…」と思われる方も居らっしゃるかもしれません。
しかし、「一定の制約の中でも、日本語で簡単に操作できる」という構成であれば、RTX1210とSWX2200による構成をお勧めします。
理由としては単純で、ある程度のネットワークの知識さえあれば容易にエンタープライズクラスのネットワーク構築が可能となる為です。

一方、SWX2300シリーズは、たとえばCCNA取得者やCCENT取得者がネットワーク管理者として常駐しており、詳しい設定を理解できる場合にコストメリットが出ます。
また、SWX2200シリーズと異なり、スパニングツリーやACL、リンクアグリゲーションなどの機能に対応しており、CLIから詳細な設定を投入する事が可能です。
もちろん、SWX2300シリーズを解説するだけで本が一冊書けてしまうくらいのボリュームがあり、今回は詳細を割愛しますが、この3機種を上手く組み合わせネットワークを構築して頂ければと思います。

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